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山手線が芸術の走る美術館に!障害者アートが彩る特別ラッピング列車、5月15日から運行開始

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報道発表
JR山手線 HERALBONY Art Prize仕様ラッピングトレイン(プレスリリースより)

東京の街を走る山手線が、一足早く芸術の香りを纏う。株式会社ヘラルボニーが主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の展覧会を記念し、5月15日から約1ヶ月間、特別仕様のラッピング列車が運行される。

この取り組みは、障害のある方々の才能を広く世に知らしめる絶好の機会となる。車両全体がキャンバスとなり、障害のあるアーティストたちの作品が街中を駆け抜ける様は、まさに「走る美術館」と呼ぶにふさわしい。

注目すべきは、JR東日本賞を受賞した生田梨奈子氏の作品「つながる風景」だ。6cm×18cmの紙やすりに描かれた10枚の作品を並べたこの作品は、友人のイメージや音楽からインスピレーションを得て制作されたという。生田氏は「米津玄師さんのBOW AND ARROWを聴きながら描きました」と語り、音楽と芸術の融合を体現している。

さらに、5月26日から1週間、山手線を含むJR東日本の首都圏主要10路線とゆりかもめでは、生田氏の制作風景を収めたプロモーション映像が放映される。これにより、通勤・通学の日常に芸術の彩りが加わることになる。

この特別なアートプロジェクトの集大成として、5月31日から6月14日まで、三井住友銀行東館1Fアース・ガーデンにて「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition」が開催される。ここでは、グランプリ作品をはじめ、61名による全65点の作品が一堂に会する。

ヘラルボニーの取り組みは、障害のある方々の才能を評価し、新たな活躍の場を創出することを目指している。今回の山手線ラッピングプロジェクトは、その理念を街中に広げる革新的な試みと言えるだろう。

芸術の力で社会を変える。そんな大きな可能性を秘めたこのプロジェクトに、多くの人々が注目している。山手線に乗る際は、ぜひ車窓の外に広がる特別な芸術の世界にも目を向けてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000039365.html