SSFF&ASIA代表が東京都知事を表敬訪問、Cinematic Tokyo部門優秀賞を発表


ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)の代表を務める俳優・別所哲也氏が5月15日、東京都庁を訪れ、小池百合子都知事と面会した。今年で27回目を迎える国際短編映画祭の開催に際し、「creative active generative」をテーマに掲げ、映画祭の成長と短編映画の魅力について語り合った。
表敬訪問では、SSFF & ASIAと東京都が連携して実施している「Cinematic Tokyo部門」の優秀作品が発表された。全世界から197本の応募があり、イタリア人監督ミケーレ・モッツォ氏の『GAIJIN』が優秀賞(都知事賞)に選ばれた。7つの短い物語で構成されたこの作品は、東京を舞台にファンタジックかつ哲学的なメッセージを込めた内容となっている。
また、東京都とSSFF & ASIAによる映画製作プロジェクト「サステナブル・リカバリー プロジェクト」の3作品目となる『日の出を知らない街』の完成も発表された。増田彩来監督が手掛けたこの作品には、細田佳央太さんや井之脇海さん、アメリカ人俳優のB.T.さんらが出演。東京の都心部で仕事中心の生活を送る主人公が奥多摩を訪れ、人々や自然に触れることで気づきを得る物語となっている。
さらに、今年の映画祭では4,592本の応募作品のうち275本がAIと連携して制作された作品だったことが明らかになった。別所氏は「AIは脅威ではなく、クリエイターの相棒として表現の可能性を広げてくれる存在」と語り、AIと人間の共創による新たな物語の誕生に期待を寄せた。
SSFF & ASIA 2025は4月24日から6月30日まで開催され、オンラインや東京都内の各会場で短編映画の上映が行われる。映画ファンはもちろん、新しい表現や技術に興味がある方にとっても見逃せないイベントとなりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000302.000037516.html