横須賀美術館で半世紀の音色を体感!須藤オルガン工房の軌跡を辿る特別展


横須賀美術館が2025年5月17日から7月6日まで、「特集:須藤オルガン工房の半世紀:その音と形」と題した所蔵品展を開催する。この展示会は、日本人として初めてドイツでオルガン製作のマイスター資格を取得した須藤宏氏が設立した「須藤オルガン工房」の50年にわたる歩みを振り返るものだ。
横須賀市浦賀に拠点を置く須藤オルガン工房は、オルガンのデザインから製作、調律に至るまで、すべての工程を精緻に行うことで高い評価を得てきた。本展では、過去に製作されたオルガン10台以上の模型をはじめ、写真や図面などの貴重な資料を通じて、オルガン製作の奥深さと魅力を紹介する。
展示会場となる横須賀美術館の地階所蔵品展示室では、オルガンという楽器の新たな魅力を発見できるだけでなく、知られざる制作現場の様子も垣間見ることができる。音楽愛好家はもちろん、ものづくりに興味がある人にとっても、見逃せない内容となっている。
また、同時期に「特集:新収蔵作品展」も開催され、令和6年度に新たに収蔵された滝波重人や佐藤泰生らの作品も展示される。美術ファンにとっては、横須賀美術館の多彩なコレクションを一度に楽しめる絶好の機会となるだろう。
観覧料は一般380円、高校生・大学生・65歳以上280円、中学生以下は無料。身体障害者手帳などをお持ちの方とその付き添い1名も無料で入場できる。さらに、同時期に開催される企画展「箱根ー横須賀連携企画第3弾 アートでつなぐ山と海」のチケットでも本展を観覧可能だ。
半世紀にわたるオルガン製作の歴史と、最新の美術作品が融合する本展。横須賀美術館で、音と形が織りなす芸術の世界に浸ってみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000355.000128894.html