大竹伸朗の〈網膜〉世界が丸亀に集結!12年ぶりの大規模個展で新作も公開


現代美術の巨匠・大竹伸朗の大規模個展が、12年ぶりに丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)で開催される。「大竹伸朗展 網膜」と題された本展は、2025年8月1日から11月24日まで行われる。
展覧会の中心となるのは、大竹の代表的シリーズ〈網膜〉だ。1988年に着想され、30年以上にわたって制作が続けられてきたこのシリーズは、廃棄されたポラロイドフィルムを素材に、時間と記憶を内包した独特の世界観を表現している。
本展の見どころは、新たに制作された渾身の新作〈網膜〉12点だ。さらに、高さ約3mのレリーフ状の新作や、1990年代初頭の未発表作品など、貴重な作品群が一堂に会する。また、構想時のサイズに更新された大規模インスタレーション《網膜屋/記憶濾過小屋》(2024年)も展示される。
MIMOCAの全館を使用した本展は、同館の歴史上最大規模かつ最も密度の高い展覧会となる。エントランスから2階・3階の展示室まで、大竹の〈網膜〉世界が圧巻の規模で広がる。
展覧会初日には、大竹本人と担当キュレーターによるオープニング・トークも予定されている。また、新作を多数収録した展覧会カタログやオリジナルグッズの販売も予定されており、ファンにとっては見逃せない機会となりそうだ。
現代美術ファンはもちろん、アートに興味のある人にとっても、大竹伸朗の創造性あふれる〈網膜〉の世界を体感できる貴重な機会となるだろう。四国・丸亀の地で繰り広げられる、大竹芸術の集大成ともいえる本展。その圧倒的なスケールと密度に、多くの来場者が心揺さぶられることは間違いない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000142923.html