ディオールの魂が息づく空間、「ラ ギャラリー ディオール」で新たな回顧展が開幕!80年の歴史が紡ぐファッションの物語


パリの中心地、モンテーニュ通り30番地に位置するディオールの本店「30 モンテーニュ」。その中にある「ラ ギャラリー ディオール」で、5月21日から新たな回顧展が開催される。約80年にわたるメゾンの歴史を辿るこの展覧会は、ファッション愛好家たちの心を掴んで離さないに違いない。
展示される約150点のルックは、オリジナルのスケッチやアーカイブ文書、写真とともに、ディオールの豊かな遺産とその永続的なモダニティを物語る。創設者クリスチャン・ディオールから現在に至るまで、メゾンがいかにしてファッション史の中心的存在であり続けたかを、来場者は目の当たりにすることができる。
今回の展覧会の目玉は、ダンスの分野にフォーカスを当てた新しい展示室だ。1947年、ムッシュ・ディオールが友人の依頼で手がけたバレエ衣装から、2019年にマリア・グラツィア・キウリが製作した現代舞踊の衣装まで、ディオールとダンスの深い結びつきが明らかになる。
展示は13のテーマに分かれており、庭園の魅力から舞踏会の魔法まで、プレタポルテの自由なクリエイティビティからオートクチュールの熟練の技まで、ディオールの精神とそのインスピレーションの源を称える。特に注目すべきは「Chambre aux merveilles(驚異の部屋)」。博物陳列室として考案されたこの空間では、ディオールの魅惑的なアリュールから人気フレグランス「ジャドール」まで、メゾンの多彩な魅力が凝縮されている。
「ラ ギャラリー ディオール」は、パリ8区のフランソワ=プルミエ通り11番地にあり、火曜日を除く毎日午前11時から午後7時まで開館している。ファッションの歴史に触れたい方、ディオールの世界観に浸りたい方にとって、見逃せない機会となるだろう。最終入場は午後5時30分なので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめする。
ディオールの80年の歴史が紡ぐファッションの物語。それは単なる展示会ではなく、芸術と記憶が交差する、常に進化し続ける空間での体験だ。この新たな回顧展で、ファッションの魔法に触れてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002296.000008795.html