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阪神・淡路大震災30年、神戸の画家が描く「再生の祈り」 - 西田眞人日本画展が開催

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絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
《黒いアーケード》1995年 紙本着色 192.5×192.5cm 京都国立近代美術館(プレスリリースより)

神戸ゆかりの美術館で、阪神・淡路大震災から30年を迎える2025年に特別な展覧会が開催される。「西田眞人 日本画展 —再生の祈りをこめて—」と題されたこの展示会は、神戸出身の日本画家・西田眞人の画業を振り返るとともに、震災に取材した作品群を紹介する。

西田眞人は1952年神戸市生まれ。京都市立芸術大学を卒業後、数々の受賞歴を重ね、日本画壇で確固たる地位を築いてきた。特に、1995年の阪神・淡路大震災後に制作した作品群は高い評価を受け、《黒いアーケード》は日展特選と文化庁買い上げの栄誉に輝いた。

本展では、震災をテーマにした作品だけでなく、復興後の神戸の街並みや、イギリスでの滞在経験から生まれた風景画、さらには全国の一宮を描く最新作まで、西田の多彩な画業を一望できる。各作品に込められた「再生の祈り」を、来場者一人ひとりが感じ取ることができるだろう。

展覧会は2025年7月19日から9月15日まで開催される。期間中には、西田眞人本人と神戸ゆかりの美術館館長・岡泰正による対談や、作家自身によるギャラリートークなど、貴重なイベントも予定されている。また、毎週木曜日には「赤ちゃんと一緒に美術館へ行こう!」と題したファミリー向けの割引サービスも実施される。

阪神・淡路大震災から30年。西田眞人の筆が紡ぎ出す「再生の物語」は、震災の記憶を風化させることなく、未来への希望を描き出す。神戸の歴史と芸術が交差するこの展覧会は、地域の人々はもちろん、アートファンにとっても見逃せない機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000078202.html