大阪・関西万博で話題沸騰!茶殻がアートに変身、循環型社会への挑戦


2025年の大阪・関西万博で、驚きの展示が注目を集めた。株式会社TOYOUKEが提供した茶殻や手漉き和紙が、アート作品として生まれ変わったのだ。「フューチャーライフエクスペリエンス」内の「GXアート」ステージで披露されたこの取り組みは、サステナブルな未来への新たな一歩として高い評価を得ている。
TOYOUKEは「感恩菓子」というスイーツブランドを通じて、通常なら廃棄される茶葉やミルクティーを再利用する革新的な取り組みを行っている。今回の万博では、この理念をさらに推し進め、食品ロスを芸術作品の素材として活用。GXアーティスト宇都宮涼子氏の手によって、茶殻は見事なアート作品へと姿を変えた。
この挑戦的な試みの背景には、20代の女性経営者である瀬良垣弥保氏の存在がある。TOYOUKEの代表を務める彼女は、「食とは命をいただくこと。そして誰かを想って作ること」という理念を掲げ、食の再定義と循環経済の実現に向けて邁進している。
TOYOUKEが展開する「TOYOUKE STAND」は、京都河原町店を中心に高い評価を得ており、「神縁」「神結」「感恩菓子」といったブランドを通じて、神饌文化や循環経済の概念を現代に落とし込んでいる。特に「感恩菓子」は、フードロス問題に正面から取り組み、廃棄予定の食材に新たな命を吹き込む画期的な取り組みだ。
日本では年間約472万トンもの食品が廃棄されており、これは国民一人当たり毎日おにぎり1個分を無駄にしている計算になる。TOYOUKEの取り組みは、この深刻な問題に対する創造的な解決策として注目を集めている。
今回の万博出展を機に、TOYOUKEは「食の再定義」と「循環経済への実装」をさらに推進していく方針だ。食を単なる経済活動ではなく、文化や思想、未来を創造する行為として捉え直し、社会全体に広げていく。この新たな挑戦が、持続可能な社会の実現にどのようなインパクトを与えるのか、今後の展開が楽しみだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000134206.html