砂の魔法で紡ぐ夢の世界!たなかしん初の大規模展覧会が明石市立文化博物館で開催


明石の海辺で生まれた砂の芸術が、この夏、明石市立文化博物館に集結する。画家・絵本作家のたなかしんによる初の大規模展覧会「そうぞうのかけら―砂で紡ぐたなかしんの物語―」が2025年7月19日から9月7日まで開催される。
たなかしんは、海の砂を絵の下地に用いた独自の技法で、温かく包み込むような画風を確立した芸術家だ。本展では、絵本作家としてのデビュー20周年を記念し、初期から最新作までの絵本原画、絵画、立体作品など100点以上が一堂に会する。
展示は「こころのめいろ」「こころのかけら」「えほんのかけら」「そうぞうのかけら」「みんなのかけら」の5つの章で構成される。来場者は、たなかしんの繊細な世界観に浸りながら、自身の想像力を刺激される体験ができるだろう。
注目の展示物には、未発表作品を含む100点超の原画や、フィンランドで制作された壁画の再現などがある。また、砂のマチエール(絵肌)を直接触れて体感できる作品や、アートユニットplaplaxとのコラボによるインタラクティブ作品など、五感で楽しめる仕掛けも用意されている。
会期中は、たなかしん本人による読み聞かせやギャラリートーク、制作秘話を語るトークイベント、子ども向けのワークショップなど、多彩な関連イベントも予定されている。また、明石公園や市内各所でのパネル展示、近隣美術館との連携企画など、街全体でたなかしんの世界観を楽しめる。
砂粒の中に宿る地球の記憶と、豊かな想像力が紡ぎだす物語の世界。この夏、明石で繰り広げられる夢のような展覧会は、大人も子どもも魅了する特別な体験となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001545.000002610.html