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【文庫レーベル編】ライトノベルのレーベルとは? 各レーベルの特徴とそこからデビューする方法について解説!

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小説投稿サイトの台頭によって、爆発的に増えたライトノベルのレーベル。今もなお、毎年のように新レーベルが立ち上がっており、その数は100を越えます。それだけ多くあると、どのレーベルが自分の好みにあっているか・作風に合っているか、読者としても作家志望者としてもわからないですよね。

そこで今回は、別名義でライトノベル作家として活動しているわたしの視点から、代表的なレーベルの特徴・特色について解説! 数が多いため、文庫レーベルと単行本レーベルにわけさせていただき、今回は文庫レーベル編となります。

また、作家志望者向けに各レーベルからデビューする方法についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ライトノベルのレーベルとは?

ライトノベルにおけるレーベルとは、一言で言えばブランドのこと。『KADOKAWA』でいうところの『電撃文庫』『MF文庫J』『ファミ通文庫』などがレーベルにあたります。

このように出版社のほとんどは複数のレーベルを持っており、ジャンルや推定読者ごとに作品をわけることで、読者や作家志望者に「このレーベルはこういう作品が得意」とアピールしています。

代表的な文庫レーベル一覧! 有名作品とデビュー方法もご紹介

現在、ライトノベルは文庫本と単行本の2種類の形式で販売されています。このうち、文庫本はA6判という小さめのサイズで、700~800円前後と価格も安め。多くの方が手に取りやすい形式です。

ここからはそんな文庫本を扱っている代表的なライトノベルレーベルをご紹介。特徴や有名作品、そのレーベルからデビューする方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

電撃文庫(KADOKAWA)

数あるレーベルの中で、最も有名なのがこちらの電撃文庫。知名度だけでなく売上もトップクラスであり、ライトノベル界を牽引している王様的立ち位置のレーベルです。メディアミックスにも強く、コミカライズやアニメ化が頻繫になされているので、一つの作品を色々なメディアで楽しめます。

特色としては幅広いジャンルを扱っていることが挙げられ、ファンタジーやラブコメはもちろん、青春ものにSF、ホラーまで取り揃えています。どの作品も設定・ストーリー展開・文章のいずれも高水準で、質の高さはさすが最大手といったところ。

作風も軽い読み口のものからヘビーなものまで幅広くありますが、近年の電撃小説大賞の受賞作は硬派なものが多い印象。どんな方にもおすすめですが、昔ながらのライトノベルが好きな方には特に合うでしょう。

有名作品

  • ソードアート・オンライン/川原礫
  • とある魔術の禁書目録/鎌池和馬
  • キノの旅 the Beautiful World/時雨沢恵一
  • ユア・フォルマ/菊石まれほ(直近のアニメ化作品)
  • 妖精の物理学 ―PHysics PHenomenon PHantom―/電磁幽体(直近の新人賞受賞作品)

このレーベルからデビューするには?

毎年開催されている新人賞『電撃小説大賞』で受賞を目指すのが一番の近道です。もしくは、『カクヨム』で開かれるWEBコンテスト『カクヨムコンテスト』にも毎年電撃文庫編集部が参加しているので、もしかしたら声がかかる可能性も。
拾い上げは行っているようですが、電撃小説大賞があるからか、他レーベルと比べるとそこまで数は多くなさそうです。