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【徹底比較!】KADOKAWA系のライトノベル文庫レーベル 各レーベルの特徴や有名作品、そこからデビューする方法もチェック!

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MF文庫J(KADOKAWA)

KADOKAWAのブランドの一つ『メディアファクトリー』から発刊されているレーベルです。『Re:ゼロから始める異世界生活』や『ようこそ実力至上主義の教室へ』など、今のライトノベル界を背負っている人気タイトルを多く持っており、新人賞とWEBの両方で成功しています。

作風は萌え要素が強い作品が多めで、いわゆるハーレムものが目立つ印象。美少女好きには刺さること請け合いです。また、ボーカロイド楽曲・フリーゲームなどのノベライズ作品が多いのも、MF文庫Jならではの特徴といえるでしょう。

有名作品

  • ゼロの使い魔/ヤマグチノボル
  • Re:ゼロから始める異世界生活/長月達平
  • ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧
  • クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。/天乃聖樹(直近のアニメ化作品)
  • エンバーミング・マジック 魔法を殺す魔法/茶辛子(直近の新人賞受賞作品)

このレーベルからデビューするには?

新人賞『MF文庫Jライトノベル新人賞』で受賞を目指すのがおすすめ。年に4回の締め切りを設けており、都度審査が行われているため、時期を問わずに応募でき、結果もすぐにわかります。
また、ライトノベルのコンテストとしては珍しく、応募できるのは小説家として書籍の出版経験のない新人のみ。プロと競わなくて済むという点を魅力的に感じる人も多いのではないでしょうか。

富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)

電撃文庫・MF文庫Jと並ぶ、KADOKAWAを代表するレーベルの一つ。その名の通りファンタジー、それも架空の世界を舞台にしたハイファンタジー作品が多い印象です。次いでラブコメも目立ち、メインターゲットである中高生に刺さりそうなラインナップになっています。

メディアミックスにも積極的で、1993年に『宇宙一の無責任男』がアニメ化されて以来、現在に至るまでほぼ毎年アニメ化を実現しています。また、新人賞の応募時に提出するあらすじが文字数にして最大3,200字と、他新人賞の3倍程度に設定されているのも富士見ファンタジア文庫ならではの特徴です。

有名作品

  • スレイヤーズ/神坂一
  • デート・ア・ライブ/橘公司
  • 冴えない彼女の育てかた/丸戸史明
  • 魔王2099/紫大悟(直近のアニメ化作品)
  • 夏目漱石ファンタジア/零余子(直近の新人賞受賞作品)

このレーベルからデビューするには?

新人賞『ファンタジア大賞』で受賞するのが一番の近道です。もしくは、『カクヨム』で開かれるWEBコンテスト『カクヨムコンテスト』にも毎年ファンタジア文庫編集部が参加しているので、目に留まれば声がかかるかも。
WEBからの拾い上げも多いので、小説投稿サイトで人気を集められれば書籍化の打診も期待できます。

小説・シナリオ
第39回前期ファンタジア大賞
第39回ファンタジア大賞
2025年8月31日(日) 締切
300万円

スニーカー文庫(KADOKAWA)

こちらもKADOKAWAのレーベルの一つ。35年以上もの歴史を持つ老舗で、『ロードス島戦記』や『涼宮ハルヒの憂鬱』といった、ライトノベルファンでない方でも知っているような有名作品を複数持っています。また、近年では『この素晴らしい世界に祝福を!』や『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』。直近では、『誰が勇者を殺したか』を当てるなど、依然として第一線で活躍しています。

さすが大手だけあって、ひと月あたりの刊行数は多く、ジャンルも幅広いです。ただ、最近はラブコメが多いイメージで、得意としていたファンタジーは減少しているように思えます。

有名作品

  • ロードス島戦記/安田均(原案)・水野良(著)
  • 涼宮ハルヒの憂鬱/谷川流
  • この素晴らしい世界に祝福を!/暁なつめ
  • 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん/燦々SUN(直近のアニメ化作品)
  • 人類すべて俺の敵/凪(直近の新人賞受賞作品)

このレーベルからデビューするには?

新人賞『スニーカー大賞』で受賞を目指しましょう。最近の新人賞総評によると、編集部はとにかくキャッチーな作品を求めているとのことなので意識してみてください。ちなみにスニーカー大賞は、投稿サイト『カクヨム』から作品を応募することも可能です。
また、スニーカー文庫もWEBコンテスト『カクヨムコンテスト』に毎年参加しており、拾い上げも多いので書籍化の声が掛かるよう、WEBで人気を集めることを目指すのも一つの手です。

角川ビーンズ文庫(KADOKAWA)

2001年に創刊された女性向けのレーベル。女性向けの中では最大手であり、8作品がアニメ化を果たしています(うち1本はVOCALOID楽曲のノベライズ)。コミカライズや舞台化作品も多く、個人的には女性向け版の電撃文庫というイメージです。

刊行されている作品は、異世界を舞台としたロマンスファンタジーがほとんど。レーベルのキャッチフレーズとして「教室から異世界まで――心ときめく物語!」を掲げていますが、流行を鑑みてか、今では現代日本が舞台の作品は出していないようです。

有名作品

  • 今日からマ王!/喬林知
  • 少年陰陽師/結城光流
  • 彩雲国物語/雪乃紗衣
  • やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中/永瀬さらさ(直近のアニメ化作品)
  • 落ちこぼれ回復魔法士ですが、訳アリ王子の毒見役になりました。/糀野 アオ(直近の新人賞受賞作品)

このレーベルからデビューするには?

新人賞『角川ビーンズ大賞』で受賞するか、他KADOKAWA系レーベルと同じく『カクヨムコンテスト』に参加して、声がかかるのを待つのがいいでしょう。
また、現在は『カクヨム』にて『カクヨム恋愛小説大賞【ナツガタリ'25】』が開催されており、それにビーンズ文庫編集部も選考に参加しています。期間は2025年9月1日の午前11:59まで。特設ページに求める作品像も記載されていますので、そちらを参考に応募してみてはいかがでしょうか。