時間を色で捉える革新的写真技法!外山リョウスケ氏の「Tempusgraph」展が渋谷で開催


写真の新たな可能性を切り開く展覧会が、7月19日から渋谷のGalerie GEEK/ARTで開催される。注目の写真家・アーティスト、外山リョウスケ氏が独自に開発した「Tempusgraph(テンプスグラフ)」という革新的な写真技法を用いた作品群が初公開されるのだ。
「Tempusgraph 二十四節氣:Colors of Time」と題された本展では、日本の季節の移ろいを光で視覚化した「二十四節氣」シリーズ全29点が展示される。外山氏は、この独自技法を用いて「未来から過去へ流れる時間をフレーミングし、その軌跡を像として留める」という、これまでにない表現方法を確立した。
展示される作品は、写真と絵画の境界を曖昧にする鮮やかな色彩と深い質感が特徴だ。従来の写真の概念を覆す、まさに「時間の色彩」を捉えた作品群は、鑑賞者の時間感覚に静かな揺らぎをもたらすという。
さらに、東條會館写真研究所では「Tempusgraph:拡張する写真の地平」と題した関連展示も同時開催される。ここでは、Tempusgraph技法の仕組みや表現手法にフォーカスを当て、写真表現の新たな可能性を探る。
外山氏は「AIの台頭によって写真を取り巻く状況が大きく変化する今、私はあらためて光が引き起こす現象に目を向けながら、『写真』という表現の本質を再定義することを試みています」とコメントしている。
写真技術の進化と芸術表現の融合が生み出す新たな世界観。それを体感できる貴重な機会となりそうだ。展覧会は8月11日まで。入場は無料なので、写真愛好家はもちろん、アートに興味のある方々にとっても見逃せない展示となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000266.000046517.html