公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

京都の美と哀しみを語る!「小野小町の夢の果て」講談で蘇る伝説の美女の真実

タグ
記事・ブログ・投稿
報道発表
プレスリリースより

京都の地で語り継がれる伝統芸能、講談。その魅力を現代に蘇らせる「京都がたり」シリーズの第18回が、2025年8月30日に開催される。今回のテーマは、日本三大美人の一人として名高い小野小町だ。

小野小町といえば、その美貌と和歌の才能で知られる平安時代の女流歌人。しかし、実際のところ彼女の容姿を裏付ける記録は存在せず、生没年さえも不明という謎多き人物である。唯一確かなのは、百人一首にも選ばれた彼女の和歌の素晴らしさだけだ。

今回の講談「小野小町の夢の果て」では、玉田玉秀斎が小町の内面に迫る。理想化された美のイメージと現実のギャップに苦しんだ彼女の心の軌跡を、臨場感たっぷりに描き出す。御簾の中で待ち続けた小町が見た夢とは何だったのか。時を超えて語られる美と哀しみの物語に、観客は引き込まれることだろう。

玉田玉秀斎は、京都を拠点に活躍した神道講釈師・玉田永教の流れを汲む名門の当代。海外での講談や音楽とのコラボレーション、地域の物語を掘り起こす「観光講談」など、伝統を守りつつも新しい講談の形を模索し続けている。

公演は京都駅ビル内の京都劇場で行われ、チケットは2,500円(当日500円増)。公演後には懇親会も予定されており、先着20名限定で参加券付きチケットも販売される。京都の歴史と文化に触れる貴重な機会となりそうだ。

講談の魅力は、歴史上の人物や事件を生き生きと描き出す点にある。張り扇で尺台を叩きながら語る独特のリズム、そして語り手の表現力が相まって、聴衆を物語の世界へと引き込む。今回の「小野小町の夢の果て」も、聴く者の想像力を刺激し、平安時代の世界を鮮やかに蘇らせることだろう。

京都の地で、時代を超えて語られる小野小町の物語。美しさと才能、そしてそれゆえの苦悩を描く本公演は、現代を生きる我々にも深い共感を呼ぶに違いない。歴史と文化が息づく京都で、講談の魅力に触れてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001536.000095753.html