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直木賞作家・井上荒野の新作『私たちが轢かなかった鹿』が発売!ドラマ化で話題の作家が描く"ずれ"の世界

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報道発表
プレスリリースより

U-NEXTが運営する動画配信サービス「U-NEXT」から、注目の短編集が登場した。直木賞作家・井上荒野の新作『私たちが轢かなかった鹿』が、2025年6月20日に全国の書店で発売される。

井上荒野といえば、映画化された『あちらにいる鬼』や、間もなく連続ドラマ化される『照子と瑠衣』で知られる実力派作家だ。今回の短編集では、「ずれ」をテーマに、同じ出来事を異なる視点から描く5つの物語が収録されている。

表題作「私たちが轢かなかった鹿」をはじめ、「不幸の****」「犬の名前」「つまらない掛け時計」「小説みたいなことは起こらない」の5作品は、いずれもU-NEXTオリジナル書籍として先行発表されたものだ。それぞれの物語で、登場人物たちの隠された内面が巧みに描かれており、読者を引き込む魅力に満ちている。

本書のカバー写真には、高級ブランドとも仕事をする米国の写真家、Suzanne Saroff氏の作品が採用された。美しさとグロテスクさを併せ持つその写真は、井上荒野の小説世界と見事に調和している。

井上荒野は1961年東京生まれ。2008年に『切羽へ』で直木賞を受賞し、その後も数々の文学賞を受賞している。繊細な心理描写と鋭い洞察力で知られ、『あたしたち、海へ』『百合中毒』『猛獣ども』など、多くの話題作を世に送り出してきた。

『私たちが轢かなかった鹿』は、四六判、並製、232ページで、税込価格1,980円。ISBN:978-4-911106-55-1。U-NEXTのオリジナル書籍として生まれ、今回単行本化されることで、より多くの読者の手に届くことになる。

文学ファンはもちろん、ドラマや映画で井上荒野の作品に触れた人にとっても、この新作は見逃せない一冊となりそうだ。人間関係の機微を鮮やかに描き出す井上荒野の世界に、今夏、読者はまた新たに魅了されることだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002319.000031998.html