不登校の中高生に新たな学びの場!雑誌『新百姓』が無料参加枠を募集開始


創造性を重視する雑誌『新百姓』が、不登校の中高生を対象とした無料参加枠の募集を開始した。一般社団法人新百姓が主催するこのプロジェクトは、従来の価値観にとらわれない新しい学びの場を提供し、不登校生の秘めた可能性を引き出すことを目指している。
『新百姓』は「生きる=つくる」をテーマに、既存の価値観を問い直す雑誌だ。これまでに「問う」「水をのむ」「米をくう」といったテーマで発行されてきた。今回の募集は、2025年7月から1年間かけて制作される3号「音を楽しむ」のプロジェクトに参加するものだ。
このプロジェクトの特徴は、39名の読者が共同で雑誌を作り上げていくことにある。企画・編集から販売まで、すべての過程に携わることができる。参加者には、独立系書店オーナーや漁師、ITエンジニア、会社経営者など、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まっているという。
不登校生向けの無料枠を設けた理由について、新百姓は興味深い見解を示している。彼らは不登校を「機能不全を起こしている現代の能力主義に対し、自らの行動をもって抵抗している状態」と捉えており、そこに秘められた創造性の可能性を見出しているのだ。
参加者は週1回の編集会議や、隔週で行われる「Creativitism Lab」と呼ばれる対話の場に参加できる。また、各自が「音を楽しむ」というテーマで探究し、雑誌に1ページ以上の記事を掲載することを目指す。
応募締切は2025年7月31日。18歳以下で自らの意思で不登校を選んでいること、受験勉強や就職活動以外の道を強く求めていることなどが応募要件となっている。この機会に、従来の教育の枠を超えた新しい学びの場を体験してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000164881.html