KADOKAWAが運営するWeb小説サイト「カクヨム」で開催された「わたしのアイドル」コンテストの結果が発表された。応募総数1,021作品の中から、元乃木坂46メンバーで作家としても活躍する高山一実さんが審査を務め、見事栄冠に輝いた作品が明らかになった。

このコンテストは、カクヨム9周年を記念して企画されたもので、「アイドル」をテーマにした小説やエッセイを募集。審査員には、自身もアイドル小説『トラぺジウム』で作家デビューを果たした高山一実さんを迎え、リアルな経験に基づいた視点で選考が行われた。

高山一実賞に輝いたのは、「うぐいすの君」（作者：春）。高山さんは「泣きました」と語り、その感動を隠さなかった。「ひらがなでのぱっしょんとれいん」「きみどり色をうぐいす色に設定するセンス」など、作品の細部にまでこだわりが感じられる点を高く評価。特に「純度100%の、澄んだ好き」という表現に心を打たれたという。

受賞者には、Amazonギフトカード3万円分と高山さんの直筆サイン入り『トラぺジウム』が贈られる。高山さんは「こんなファンの方を持てて幸せだろうな」とコメントし、作者の想いが読者、そして元アイドルである自身にも深く響いたことを明かした。

「カクヨム」は、誰でも自由に物語を書き、読み、共有できるプラットフォーム。今回のコンテストを通じて、アイドルカルチャーと文学の融合という新たな創作の可能性が広がったと言えるだろう。Web小説ファンはもちろん、アイドルファンにとっても注目の結果となった。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000017277.000007006.html