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読者参加型で選ぶ新時代の絵本大賞!大賞作品『まねてみよう』が講談社から出版決定

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報道発表
プレスリリースより

絵本の新たな可能性を切り開く「第1回 読者と選ぶあたらしい絵本大賞」の結果が発表された。1,000以上の応募作品の中から、読者投票と特別審査員による厳正な審査を経て、大賞作品が決定。受賞作は講談社からの出版が決まり、絵本界に新風を巻き起こしそうだ。

大賞に輝いたのは、青物横丁さんの『まねてみよう』。この作品は、読者が絵本の表情をまねることで完成する双方向性が特徴だ。単に表情だけでなく、ピーマンなど意外なものまでまねる自由さが高く評価された。特別審査員のつむぱぱさんは「アイデアを超えて、発明だと思う」と絶賛している。

審査会では「あたらしい」の定義について白熱した議論が交わされた。横山だいすけさん、つむぱぱさん、辻晶さん、磯崎園子編集長という豪華な顔ぶれの特別審査員たちは、3時間以上にわたって熱い討論を繰り広げた。その結果、読者との双方向性や、絵本を通じたコミュニケーションの促進など、従来の絵本の概念を超えた「あたらしさ」が重視された。

部門賞や審査員賞にも注目の作品が並んだ。19歳の新鋭から、複数作品を投稿した熱心な作家まで、多彩な才能が発掘された。さらに、読者からの熱烈な支持を受けて急遽設けられた読者賞など、計9作品が受賞の栄誉に輝いた。

この大賞の特徴は、応募のしやすさと読者参加型の選考プロセスにある。WEBからの簡単な応募システムや、最終候補作品のYouTube公開など、誰もが気軽に参加できる仕組みが整えられている。また、大賞作品は紙と電子の両方で出版され、最終候補作品も電子書籍として刊行されるなど、受賞者のチャンスも広がっている。

絵本ナビと講談社が主催するこの画期的な取り組みは、デジタル時代における絵本の新たな可能性を探る試みとして注目を集めている。次回の募集は2024年11月1日から開始予定。未来の名作絵本の誕生に、読者自身が関わることができる貴重な機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000224.000003893.html