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韓国の巨匠が日本初上陸!自然が生み出す「紋」の世界、Park JongYong個展が銀座で開催

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報道発表
Park JongYong 「紋」 73×61 cm、キャンバス、土、樹皮布(木の皮から作られた布)、膠(プレスリリースより)

韓国を代表する現代アーティスト、Park JongYong(パク・ジョンヨン)の日本初個展が、2025年7月31日から8月6日まで、銀座の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」で開催される。「結(ゆい)の交響曲」と題された本展では、40年以上にわたり独自の芸術世界を築いてきたパク氏の代表作が一堂に会する。

パク氏の作品の特徴は、キャンバス上に陶土を用いて描かれた点と、自然乾燥によって生まれるひび割れにある。「私がするのは、ただ点を打つことだけです。そのあとは自然に任せています」と語る彼の作品は、人工的には制御できない自然の力によって唯一無二の表情を獲得する。

展示される作品群には、「紋」シリーズや「聖母マリア」など、パク氏の代表作が含まれる。キャンバスに施された無数の点とひびは、単なる表層の美しさを超えて、作家自身の人生経験や時間の積層を映し出す鏡となっている。まるで地層のように重なり合う経験と時間、そして「自然」という見えざる力との共鳴が、静かに、しかし確かに作品に刻み込まれているのだ。

1953年生まれのパク氏は、韓国国内外で多数の展覧会を開催し、美術館運営や文化振興にも貢献してきた。その功績は高く評価され、2019年には「韓国芸術評論家協議会 今年の芸術家賞」や「創造文化芸術大賞」を受賞している。

本展は、大丸松坂屋百貨店が運営する「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」にて開催される。GINZA SIX 5階に位置するこのギャラリーは、国内外の優れたアーティストの作品を紹介することで知られている。入場は無料で、営業時間は10:30から20:30まで(最終日は18:00まで)となっている。

東洋と西洋の美意識を融合させ、自然の力を巧みに取り入れたパク・ジョンヨンの作品世界。その独特な「紋」の魅力に触れる貴重な機会となる本展は、アート愛好家はもちろん、自然と人間の関係性に興味を持つ多くの人々を魅了することだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003195.000025003.html