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秋田の若手アーティストが挑む!大学ギャラリーで個性豊かな4つの展覧会が開催

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報道発表
秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT(プレスリリースより)

秋田公立美術大学が運営するギャラリーBIYONG POINTで、学生による意欲的な展覧会シリーズ「ビヨンセレクション2025」の開催が決定した。この企画は、将来の作家活動を見据えた学生支援プログラムの一環として2021年にスタートし、今回で5回目を迎える。

厳正な審査を経て選ばれた4名の学生アーティストが、2025年10月から2026年3月にかけて、約1ヶ月ずつ個展形式で作品を発表する。展示内容は多岐にわたり、植物と人間の関係性を問い直すインスタレーションから、夢と現実の境界を探る絵画作品、さらには古い写真を用いた記憶の再構築まで、若手ならではの斬新な視点と表現が期待される。

注目の展示ラインナップは以下の通りだ。まず、大学院生の曽田萌による「土壇場草木塔」(仮)は、山形県の伝統的な供養塔をモチーフに、植物と人間の関わりを新たな角度から捉え直す。続いて藤原櫻和子の「風の流るるほとりに」(仮)では、土を用いた立体作品を通じて、人々の間に流れる目に見えない繋がりを表現する。

学部3年生の今野嵩琉は「虎日記」と題し、夢と現実の記録を基に、意識と無意識の関係性を探る独自の世界観を展開。最後を飾るのは河塚彩和の「重なる記憶/隔たる風景」で、秋田の空き家で発見された古写真を題材に、過去と現在、自己と他者をつなぐ絵画表現に挑戦する。

これらの展示は、アーティストとしての第一歩を踏み出す学生たちの熱意と創造性に満ちており、秋田の芸術シーンに新たな風を吹き込むことだろう。芸術ファンはもちろん、若い才能の成長を見守りたい地域の方々にとっても、見逃せない機会となりそうだ。

ギャラリーBIYONG POINTは秋田市八橋南に位置し、NPO法人アーツセンターあきたが運営を担当している。各展示の詳細な日程や内容については、今後の発表に注目が集まる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000035812.html