若手映像クリエイターの登竜門!SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025、グランプリは『水底のミメシス』に決定
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映像業界の未来を担う新たな才能の発掘を目指す「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025」が、7月18日から26日にかけて開催された。22回目を迎える今年の映画祭では、国内から公募された13作品の中から、各賞の受賞作品が決定。クロージング・セレモニーで発表された結果に、会場は大いに盛り上がりを見せた。
最優秀作品賞(グランプリ)に輝いたのは、茂木毅流監督と長澤太一監督による『水底(みなそこ)のミメシス』。審査員の石川慶氏は「映画がこちらに向かって語りかけてくる意志の強さ」を高く評価。作品の持つ「強度」に圧倒されたと語った。
SKIPシティアワードには草刈悠生監督の『長い夜』が選出された。長編映画制作への期待を込めて贈られるこの賞に、草刈監督は「トロフィーの重みから今後の長編映画への期待を感じている」と喜びを語った。
観客賞は板橋知也監督の『ひみつきちのつくりかた』が受賞。コロナ禍で制作された本作について、板橋監督は「とにかく自分自身も観客も楽しめる、面白い映画を作りたいという一心で制作した」と述べ、観客の心に響いた様子がうかがえる。
さらに、スペシャル・メンションとして西田祐香監督の『お笑えない芸人』が選ばれた。審査員のクーン・デ・ローイ氏は「独自性のある編集で、この物語に独特の躍動感とエネルギーを与え、見るものを引き込む作品になっていた」と評価した。
審査委員長の石川慶氏は総評で、「それぞれの作品に込められた『この映画をどうしても撮りたい』という強い意志」に感銘を受けたと語り、全ての作り手に祝福の言葉を贈った。
22回目を迎えたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。国際的な映画祭として、今後も若手クリエイターの登竜門としての役割を果たし続けることが期待される。映像文化の発展と新たな才能の発掘に貢献する本映画祭は、川口市の誇るべき文化的レガシーとして、今後も注目を集めていくだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000058856.html