築44年のビルが蘇る!GOOD PLACEの2プロジェクトが国際デザイン賞を受賞
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建築会社GOOD PLACEが手がけた2つのリノベーションプロジェクトが、フランスの国際デザイン賞「DNA Paris Design Awards 2025」を受賞した。老朽化した建物に新たな息吹を吹き込み、歴史と現代性を融合させたデザインが評価された。
1つ目のプロジェクトは、築44年の「関電不動産京都ビル」のリノベーション。エントランスと外構を改修し、ビルの歴史を尊重しつつ現代的な要素を取り入れた。特筆すべきは、ビル建設当時からある彫刻家のモニュメントや隣接ビルを設計した建築家の思想をデザインに反映させた点だ。さらに、外構には流線的な動線設計とベンチを配置し、地域の人々も利用できる「街のオアシス」を目指した。
2つ目は、築35年の保養所を改修した「THE GOAT AWAJI」。「異世界へ誘う」をコンセプトに、既存建物の制約を逆手に取ったデザインを実現。折り上げ天井や大きなガラス面を採用し、デザイン性と機能性を両立させた。また、焼杉や淡路瓦などの地元の伝統素材を使用することで、環境への配慮と地域文化の魅力を表現している。
GOOD PLACEは、「Make a GOOD PLACE」をブランドコンセプトに掲げ、オフィス事業やリノベーションなど、さまざまな領域で「より良い場づくり」を目指している。今回の受賞は、同社のアプローチとデザイン力が国際的に認められた証といえるだろう。
建築業界では、既存建物の価値を最大限に引き出すリノベーションの重要性が高まっている。GOOD PLACEの取り組みは、歴史ある建物を現代のニーズに合わせて蘇らせる可能性を示唆している。今後も、同社のプロジェクトに注目が集まりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000023149.html