公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

松本大洋、『東京ヒゴロ』で三度目のアイズナー賞!中年編集者の人間ドラマが世界を魅了

タグ
報道発表
プレスリリースより

日本漫画界の巨匠、松本大洋氏が『東京ヒゴロ』で米国の権威あるアイズナー賞を受賞した。これで松本氏のアイズナー賞受賞は3度目となり、日本漫画の世界的評価を再確認する快挙となった。

アイズナー賞は米国コミック業界最高峰の賞として知られ、今回松本氏は「最優秀アジア作品賞」を受賞。授賞式は2025年7月25日、カリフォルニア州サンディエゴで開催されたコミコン・インターナショナルにて行われた。

『東京ヒゴロ』は、50歳を過ぎた元漫画編集者が理想のコミック誌を自費出版しようと奮闘する姿を描いた人間ドラマだ。一見地味な題材だが、現代社会の縮図ともいえる登場人物たちの葛藤や成長が、読者の心を掴んで離さない。

松本氏は受賞コメントで「驚きとともに感謝の気持ちでいっぱいです」と述べ、「連載中に読者の皆さんからのたくさんの反応をいただき、それが創作の大きな励みになった」と制作秘話を明かした。

松本大洋氏は1967年東京生まれ。1987年にデビューして以来、『ZERO』『ピンポン』『竹光侍』など数々の名作を生み出してきた。2007年には文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2011年には手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。2016年には『Sunny』で小学館漫画賞を受賞するなど、その実力は国内外で高く評価されている。

『東京ヒゴロ』は全3巻が小学館から発売中。中年の悩みや人生の岐路に立つ人々の姿を繊細に描き出す本作は、年齢を問わず多くの読者の共感を呼んでいる。今回の受賞を機に、さらなる注目を集めることは間違いないだろう。

日本の漫画文化の奥深さと普遍性を世界に示した松本大洋氏。彼の今後の活躍にも、世界中のファンが熱い視線を送っている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003279.000013640.html