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「エナガのくらし」写真絵本が産経児童出版文化賞を受賞!身近な野鳥の魅力に迫る

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報道発表
プレスリリースより

身近な野鳥「エナガ」の生態を美しい写真で紹介する絵本『いつも仲間といっしょ エナガのくらし』が、第72回産経児童出版文化賞の産経新聞社賞を受賞した。自然科学系の出版社である文一総合出版から刊行されたこの本は、好評につき重版が決定。小さな読者から大人まで、自然への関心を高める一冊として注目を集めている。

エナガは全長約13〜14cmの小鳥で、その半分を占める長い尾羽が特徴だ。ピンクがかった羽根と目の周りの黄色いアイラインが愛らしく、公園や住宅地でも見かけることができる身近な野鳥である。本書では、巣作りやヒナの巣立ち、さらには撮影が困難とされる塒(ねぐら)の様子など、貴重な生態写真を多数収録している。

絵本作家の東郷なりさ氏と自然写真家の江口欣照氏が手を組み、エナガの「ひとりでは生きていけない」「いつも仲間とくらす」という生態を丁寧に描写。群れで行動することで餌を見つけやすくなったり、天敵から身を守ったりする様子が、わかりやすく紹介されている。

本書の特筆すべき点は、エナガの生態を通じて「命のつながり」を学べること。小学校中学年向けの北海道指定図書にも選ばれるなど、教育的価値も高く評価されている。また、巻末のQ&Aでは北海道の人気者シマエナガも登場し、読者の興味をさらに広げる工夫が施されている。

産経児童出版文化賞の授賞式では、秋篠宮妃紀子さまをお迎えし、著者や出版社関係者が喜びを分かち合った。この受賞を機に、より多くの人々がエナガをはじめとする身近な自然に目を向けるきっかけとなることが期待される。

『いつも仲間といっしょ エナガのくらし』は、全国の書店やオンライン書店で購入可能。自然や生き物に興味のある方はもちろん、子どもたちに命の大切さを伝えたい保護者や教育者にもおすすめの一冊だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000019369.html