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青森ねぶた祭2025で快挙!女性ねぶた師が「優秀制作者賞」を受賞、その背景に星野リゾートの支援あり

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報道発表
商工会議所会頭賞受賞「役小角(えんのおづぬ)」(プレスリリースより)

青森の伝統文化を守り、次世代に継承する取り組みが実を結んだ。2025年の青森ねぶた祭で、女性ねぶた師・北村麻子氏が「優秀制作者賞」を受賞。同時に、彼女が制作を手がけた「あおもり市民ねぶた実行委員会」の大型ねぶたも「商工会議所会頭賞」に輝いた。

北村氏は2012年、史上初の女性ねぶた師としてデビュー。デビュー作で早くも優秀制作者賞を受賞し、その後も独自の色彩感覚と繊細な表現で注目を集めてきた。今回の受賞は、彼女にとって2度目の快挙となる。

この背景には、星野リゾートが運営する「青森屋」の継続的な支援がある。青森屋は2021年から「あおもり市民ねぶた実行委員会」への協賛を開始。北村氏の活動を支援し、ねぶた文化の継承に力を注いできた。

青森屋の取り組みは単なる資金援助にとどまらない。施設内では北村氏の作品を常時展示し、観光客にねぶた文化の魅力を伝える場を提供。さらに、オリジナルねぶたの制作・運行を通じて、ねぶた文化の新たな可能性も模索している。

青森ねぶた祭は、短い夏に凝縮された青森の人々の情熱の象徴だ。しかし、近年は運行団体の減少が課題となっていた。そんな中、市民有志によって立ち上げられた「あおもり市民ねぶた実行委員会」の活動は、文化継承の新たなモデルとして注目されている。

星野リゾートの広報担当者は「ねぶた文化を守り、発展させていくためには、制作者の支援と同時に、新しい担い手の育成も重要です。今回の受賞を機に、より多くの人々がねぶた文化に興味を持ち、参加してくれることを期待しています」と語った。

青森屋では、北村氏の作品「神武東征」を常設展示しているほか、オリジナルねぶた「どさ?湯さ!」も見ることができる。また、三沢空港では「じゃわめぐ跳人ねぶた」が旅行者を出迎える。青森を訪れる際は、これらの作品を通じて、ねぶた文化の奥深さを体感してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001698.000033064.html