【衝撃】反万博の思想が全国を席巻!? 前衛芸術集団〈ゼロ次元〉の全貌に迫るイベントが続々開催
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戦後日本の美術界に衝撃を与えた前衛芸術集団〈ゼロ次元〉。その中心人物である加藤好弘の著作集『反万博の思想』の刊行を記念し、全国各地でイベントが開催されることが明らかになった。
注目すべきは、現在開催中の大阪・関西万博の地元・大阪で「反万博特集上映」が行われること。加藤好弘監督作品『いなばの白うさぎ』をはじめ、当時の貴重な映像作品が3日間にわたって上映される。各上映の前後には映画や美術の専門家によるトークイベントも予定されており、「反万博の思想」の真髄に迫る。
東京では和光大学で「前衛芸術と宗教からみた万博と反万博」展が開催。1970年大阪万博当時の資料を通じて、高度経済成長の象徴としての万博と、それに異を唱えた反万博運動の意義を探る。展示に加え、映画上映とティーチインも行われる。
さらに名古屋では、〈ゼロ次元〉と戦後名古屋の大衆文化を掘り下げるシンポジウムが開催。〈ゼロ次元〉のメンバーだった岩田信市の実験映画『THE WALKING MAN』の特別上映も予定されている。
これらのイベントを通じて、独自の肉体表現で美術界に新風を吹き込んだ〈ゼロ次元〉の全貌が明らかになるとともに、55年後の大阪・関西万博への問いかけともなりそうだ。前衛芸術と社会思想が交錯する稀有な機会。美術ファンはもちろん、現代社会に問題意識を持つ人々にとっても見逃せないイベントとなりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001006.000012754.html