高校生の夢、大阪・関西万博で輝く!沖縄の伝統工芸で経済活性化を目指す高校生がグランプリに
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大阪・関西万博の会場で、全国の高校生たちが熱い戦いを繰り広げた。「高校生みんなの夢AWARD in 大阪・関西万博」が8月11日に開催され、社会問題を解決するビジネスモデルを競い合った。
この大会には、北海道から沖縄まで全国396校から2,464名もの高校生がエントリー。厳しい予選を勝ち抜いた10名のファイナリストが、EXPOホール「シャインハット」の舞台に立った。
グランプリに輝いたのは、沖縄県立北山高等学校3年生の平戸凰雅さん。「新琉式」と題したビジネスモデルは、沖縄の伝統工芸品を世界に発信し、県経済の活性化を目指すものだ。沖縄の紅型や宮古上布などの工芸品を、単なる美しさだけでなく、その物語性や希少価値もアピール。さらに、デザイナーとコラボレーションし、現代的なファッション性も取り入れる斬新な提案だった。
準グランプリは、岐阜県立岐南工業高等学校2年生の八代陽平さんが獲得。自作の低価格ロボコンキットで、子どもたちにリアルな体験を提供するビジネスモデルが高評価を得た。
審査員長を務めたワタミ株式会社の渡邉美樹CEOは、「高校生たちの発想力と行動力に驚かされた。彼らの夢が、未来の日本を変える原動力になるはずだ」とコメント。
今回の大会では、カンボジアとバングラデシュからも高校生代表が参加。「書店カフェ」や「母子ケアのための医療診療所」といった、それぞれの国の課題に根ざしたビジネスアイデアを発表し、会場を沸かせた。
主催の公益財団法人みんなの夢をかなえる会は、2010年の設立以来、「夢溢れ、『ありがとう』が飛び交う社会の実現」を目指して活動を続けている。今回の大会を通じて、高校生たちの挑戦する姿勢と創造力が、社会に新たな風を吹き込むことが期待される。
なお、グランプリには国内外の研修旅行券20万円分が、準グランプリには10万円分が贈られた。また、エントリーした全ての高校生には、進学や就職の際に活用できる証明書が発行されるという。高校生たちの夢への挑戦は、ここからさらに大きく羽ばたいていくことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000074620.html