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AIが障害者の可能性を解き放つ!日常の動きがアートに変わる「Poteer」アプリが登場

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報道発表
<UNKNOWN>(プレスリリースより)

障害者の社会参画と経済的自立を支援する画期的なアプリ「Poteer(ポティア)」が、このたびAndroid版をリリースした。株式会社bajjiが開発したこのアプリは、AI技術を駆使して障害者の日常活動データをクリエイティブな素材に変換するという、これまでにない取り組みだ。

日本では18〜64歳の障害者の約9割が就労できていないという現状がある。特に重度の障害を持つ方々にとって、社会参画の機会や経済的自立は大きな課題となっている。そんな中、「Poteer」は障害の種類や程度に関わらず、誰もが働く喜びを感じられる社会の実現を目指している。

「Poteer」の仕組みは非常にユニークだ。障害者の方々の視線の動き、歩行の軌跡、声のリズムなどの日常活動データを収集し、それをAI技術によってデザインやビジュアル素材に変換する。例えば、散歩の軌跡が花瓶のデザインに、クレヨン画がクッションのファブリックデザインになるといった具合だ。

生成された素材は「Poteer」プラットフォーム上で企業やクリエイターに販売され、その収益の一部が参加者に還元される。これにより、障害者の方々が自身の日常活動を通じて経済的な利益を得られるようになるのだ。

企業にとっても、社会的価値の向上とクリエイティブ制作の効率化という二つのメリットがある。広告、商品デザイン、ブランドイメージ強化など、様々な用途に活用できるクリエイティブ素材を入手できるだけでなく、その素材がどのような人によって、どのようなプロセスで作られたかという背景情報も知ることができる。

「Poteer」の開発には、代表の小林氏自身の経験が大きく影響している。最重度知的障害と軽度の身体障害を持つ息子を持つ小林氏は、当事者として福祉サービスの課題を実感し、このサービスを構想したという。

「Poteer」は、AI技術の力で障害者の可能性を広げ、社会全体が共創する新しい仕組みを提供している。障害者の方々の社会参画と経済的自立を支援するこの革新的なアプリが、今後どのような変革をもたらすのか、大いに注目される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000044789.html