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伝統工芸の未来を担う匠たち!「DENTOサポートプログラム」受賞者が決定

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報道発表
プレスリリースより

日本の伝統工芸を次世代に繋ぐ取り組みとして注目を集める「DENTOサポートプログラム」の2025年度受賞者が決定した。特定非営利活動法人DENTOが主催するこのプログラムは、伝統工芸の担い手を支援することを目的に2024年からスタートし、今回で2回目を迎える。

今年度は全国から21件の応募があり、厳正な審査の結果、若手職人支援(弟子育成)プログラムでは3社が、工芸アワード(商品・作品)では2名が選出された。受賞者たちは、それぞれの分野で伝統技術を守りながら、革新的な取り組みにも挑戦している。

若手職人支援プログラムでは、1400年以上の歴史を持つ宮大工の技術を継承する株式会社金剛組、11代にわたり和蝋燭を手掛ける有限会社中村ローソク、200年以上にわたり仏具・神具の製作を専門とする有限会社南條工房が選ばれた。これらの企業は、後継者育成に力を入れており、伝統技術の存続に大きく貢献している。

工芸アワードでは、鎚起銅器職人の須佐真氏と、ツキ板技術を活かした新商品開発に取り組むMORI KOUGEIが受賞。須佐氏の「鍛蛇の目槌文香炉『巳刻』」は、伝統技法と現代的感性を融合させた逸品として高く評価された。MORI KOUGEIの「藍漆PLATE」は、徳島の伝統産業である藍と漆を組み合わせた革新的な作品として注目を集めた。

DENTOの代表者であるルガシ・アブラハム氏は、「今回の受賞者たちの活動が、日本の伝統工芸の継承と発展に大きく寄与することを期待しています」とコメント。来年度も同様のプログラムを実施する予定だという。

伝統工芸の世界でイノベーションを起こす匠たちの挑戦。彼らの活動が、日本の文化遺産を未来へと繋ぐ架け橋となることは間違いない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000140010.html