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フランス文学界の新星が放つ7つの奇妙な物語!哲学者トリスタン・ガルシアの傑作小説『7』が日本上陸

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報道発表
プレスリリースより

フランス文学界で注目を集める新進気鋭の作家、トリスタン・ガルシアの小説『7』が、ついに日本語で読めるようになる。河出書房新社から2025年8月19日に刊行されるこの作品は、哲学者としても知られるガルシアの初の邦訳小説だ。

『7』は、7つの独立した物語が巧妙に絡み合う、500ページを超える大作。ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして不滅の男といった個性的な登場人物たちが織りなす奇妙な世界が、読者を魅了する。

本作は、フランスの権威あるアンテル文学賞を受賞。フランスの主要メディアからも「特異かつ驚異的な建築作品」「今年の避けては通れない10冊のうちの1冊」など、絶賛の声が相次いでいる。リアリズム、ミステリー、SFなど、さまざまな手法を駆使した実験的な試みが、読者を未知の文学体験へと誘う。

著者のガルシアは1981年生まれ。パリ高等師範学校でアラン・バディウらに師事し、哲学者としても高い評価を得ている。2008年の小説デビュー作でフロール賞を受賞し、その後も数々の賞にノミネートされるなど、フランス文学界の新星として注目を集めている。

『7』は、SNSの普及やコロナ禍を経て変化した現代社会を鋭く描き出す。一見特殊な世界観でありながら、私たちの生きる現実を映し出す鏡のような作品だ。分断が進む社会、逃れられない困難に直面する人々の姿は、まさに現代を生きる私たちの姿そのものかもしれない。

高橋啓氏による翻訳で、原作の魅力を余すところなく日本語で楽しめる。装丁は川名潤氏が手がけ、46変形判、上装、528ページの豪華な装いで登場する。税込価格5,280円。近日中に電子書籍版の発売も予定されているという。

哲学的な深みと小説としての面白さを兼ね備えた『7』は、文学ファンはもちろん、現代社会に問題意識を持つ読者にもおすすめの一冊だ。フランス文学の最前線を体感できる、まさに注目の邦訳小説と言えるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001007.000012754.html