新潮社が協力!「梅原猛人類哲学賞」創設で日本の哲学界に新風
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日本の出版界を牽引する株式会社新潮社が、新たに創設される「梅原猛人類哲学賞」に協力することを発表した。この賞は、2019年に逝去した哲学者・梅原猛氏の遺志を継ぎ、人類の未来に豊かな地平を拓く哲学の探求を目指すものだ。
梅原猛氏は、独創的な「梅原日本学」を築き上げた人物として知られている。京都市立芸術大学学長や国際日本文化研究センター初代所長を務め、常識を打ち破る歴史解釈や哲学の再考に挑戦した。また、新たな歌舞伎・能・狂言の戯曲も手掛け、日本ペンクラブの会長も務めた多才な人物だった。
「梅原猛人類哲学賞」は、学術および芸術の広い分野における画期的な取り組みに対して授与される。対象となるのは、世界の新しい解釈や人間の生き方を、古今東西の思想を横断しながら平明に提起し、既存の考え方を大胆に作り変える冒険的な営為だ。
選考委員には、山極壽一氏を委員長とし、奥野克巳氏、長谷川祐子氏、福岡伸一氏、細川俊夫氏、鷲田清一氏といった各分野の第一人者が名を連ねている。毎年1名(または1組)に授与され、副賞として100万円が贈られる。
新潮社は、毎年1月の受賞者決定後、同社が発行する「芸術新潮」誌面にて受賞者や授賞式の詳細等を掲載する予定だ。第一回の受賞者発表は2026年1月を予定しており、3月には授賞式と記念催事が開催される。
「芸術新潮」は1950年の創刊以来、「暮らし」はアートであるというキャッチフレーズのもと、あらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現してきた。歴史的な芸術作品から建築、古美術、現代アートまで、幅広い「美しきもの」を独自の切り口で紹介している。
「梅原猛人類哲学賞」の創設は、日本の哲学界に新たな風を吹き込むことが期待される。新潮社の協力により、この賞の意義と受賞者の功績が広く社会に伝わることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002312.000047877.html