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銀座の和光で伝統と革新が融合!江戸指物の粋を凝縮した島崎敏宏の個展が開催

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報道発表
御蔵島桑拭漆提箱 13.3×32×20.3cm(プレスリリースより)

銀座の老舗時計店・和光が、9月26日から10月5日までの期間、セイコーハウスホールにて木工芸家・島崎敏宏氏の個展「江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」を開催する。江戸指物の伝統を受け継ぎながら、現代的な感性で木工芸の新境地を切り開く島崎氏の作品群が一堂に会する貴重な機会となる。

島崎氏は江戸指物師の家系に生まれ、伝統技法を忠実に継承しながらも、木材の特性を巧みに活かした独自の様式美を追求してきた。その技術の真髄は、釘を使わずに木材を精緻に組み上げる「組手技法」にある。この技法により、作品は強度と耐久性を兼ね備え、さらに漆仕上げによって木目の美しさが際立つ。

本展の目玉は、桑材の最高峰とされる「御蔵島桑」を用いた作品群だ。小抽斗や提箱をはじめ、小机、硯箱、手鏡、ステッキなど、日常で使える実用的な品から装飾的な逸品まで、幅広いラインナップが揃う。各作品には、江戸の粋を凝縮した堅牢さと繊細さが共存しており、見る者を魅了する。

島崎氏は日本工芸会正会員として、これまで数々の賞を受賞。その技術は宮内庁にも認められ、作品が買い上げられた実績を持つ。今回の個展では、そんな第一線で活躍する木工芸家の卓越した技と美意識を間近で体感できる。

入場は無料で、会期中無休。銀座の中心地で開催されるこの展示会は、伝統工芸に興味がある方はもちろん、日本の美意識や職人技に触れたい方にとっても見逃せない機会となるだろう。和光の公式インスタグラムでは、展示の様子や作品の詳細情報も随時更新される予定だ。

日本の伝統工芸の粋を集めた本展示。現代に生きる江戸の技と美を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000293.000025779.html