マイクロマガジン社のことのは文庫から、心揺さぶる新作小説が登場する。『親愛なるカンパニュール あなたに花を贈る理由』（著：柑実ナコ、装画：池上幸輝）が2025年9月20日に発売されることが発表された。

本作は、「ことのは文庫×魔法のiらんど『泣ける文芸小説』コンテスト」で大賞を受賞した柑実ナコ氏の最新作。前作『君はいつも、迂回する』で好評を博した著者が、再び読者の心を揺さぶる物語を紡ぎ出した。

物語の舞台は立川。孤独な女子高生・桔帆が、花屋でアルバイトをしながら、謎めいた大学教授・東明と出会うところから始まる。そこに東明の弟子である大学院生・綾瀬も加わり、三人の奇妙な同居生活が展開される。それぞれが抱える「喪失」と「過去」、そしてそれらを乗り越えていく姿が、読者の共感を呼ぶ。

本作の魅力について、教育関係者は「読み始めてすぐに桔帆の魅力に取り憑かれて応援したくなり、3分の1のあたりで涙腺崩壊」と評している。また、レビュアーからは「人は、人によって変われる。救われる。それも――お互いに」という感想が寄せられており、人間関係の温かさと深さが伝わってくる。

発売と同時に電子書籍版も配信開始。さらに、協力書店限定で柑実ナコ氏による書き下ろしSSペーパーがプレゼントされる特典も用意されている。

ことのは文庫は2025年に創刊6周年を迎え、『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや『おまわりさんと招き猫』シリーズなど、多くの人気作を世に送り出してきた。本作もまた、読者の心に深く刻まれる一冊となりそうだ。

涙と感動の物語に飢えている読者にとって、この秋最大の注目作となるかもしれない。9月20日の発売を心待ちにしよう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002363.000048095.html