栃木県宇都宮市の大谷町に、アートと食の融合を目指す新たな複合施設「大谷グランド・センター」が2025年秋に開業する。この施設内に、注目のアーティストYOSHIROTTENによる常設インスタレーション作品が展示されることが発表された。

大谷グランド・センターは、かつて多くの人々に愛された「山本園大谷グランドセンター」の跡地に建設される。1500年もの歴史を持つ大谷の岩山に抱かれるように建てられたこの施設は、アートスペース、レストラン・カフェ、ショップを備え、大谷の魅力を新たな形で発信する。

YOSHIROTTENは、欧米のラグジュアリーブランドとのコラボレーションでも知られる気鋭のアーティストだ。今回の展示では、大谷のフィールドリサーチを重ねて収集した素材を組み合わせ、音と映像で表現する。季節や時間によって変化する空間で、自然が作り出した岩山とアート作品が融合した、唯一無二の体験を提供する。

さらに、施設内のレストランでは、栃木出身の料理人・相場正一郎氏と、スイーツの名匠・江森宏之氏が初タッグを組み、地元の食材を活かした独創的な料理を提供する予定だ。

本プロジェクトは、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を運営する株式会社The Chain Museumがアートプロデュースを担当。「自然や歴史」と「アート」「食」の融合により、大谷の魅力を再発見し、地域の活性化を目指している。

大谷グランド・センターは、アートと食を通じて、この土地ならではの新しい体験を提供する。2025年の開業に向けて、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000266.000038948.html