世界最古の神殿遺跡を含む南東トルコ、観光業界で快挙!ジャパン・ツーリズム・アワード受賞の舞台裏
- タグ
- 報道発表


トルコの観光業界に朗報が舞い込んだ。トルコ共和国大使館文化広報参事官室とターキッシュエアラインズが共同で取り組んだ南東トルコの旅行需要創出プロジェクトが、第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」で実行委員長賞を受賞したのだ。この受賞は、トルコの新たな観光地としての可能性を世界に示す大きな一歩となった。
受賞の立役者となったのは、南東トルコに位置する「タシュテペレル」と呼ばれる広大な考古学遺跡群だ。約12,000年前に築かれた世界最古の神殿遺跡「ギョベクリ・テペ」や、紀元前9,000年にさかのぼる新石器時代の重要遺跡「カラハン・テペ」など、人類の歴史を塗り替える可能性を秘めた遺跡が点在している。
審査委員会は、これらの遺跡群を新たな観光デスティネーションとして日本の消費者に訴求する際の官民連携と積極的な開発推進を高く評価した。さらに、継続的な観光振興の取り組みや、トルコ政府、航空会社、旅行会社の連携強化、そして双方向の国際交流の進展への期待も評価のポイントとなった。
トルコ共和国大使館文化広報参事官のサルトゥク・ブーラ・エキンジ氏は受賞の喜びを語るとともに、トルコの考古学界の活況ぶりを強調した。2023年には720件を超えた考古学調査が、2024年には765件に達し、2026年には800件という目標を掲げているという。まさに「考古学の黄金時代」と呼ぶにふさわしい状況だ。
エキンジ氏は特に「タシュテペレル」の重要性を強調し、「人類史の大きな転換点である狩猟採集から農耕への移行を知るうえで、必ず訪れるべき場所」と述べている。今後も日本の旅行会社と協力し、まだ知られていないトルコの魅力を積極的に発信していく意向だ。
トルコは2024年に全世界から過去最高の6,226万人の観光客を迎え入れた。アジアとヨーロッパを結ぶ要所として、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点となってきた同国。今回の受賞を機に、さらなる観光客の増加が期待される。歴史、遺跡、自然、美食、そして伝統とモダンが融合した芸術やファッション。多彩な魅力を持つトルコは、まさに多目的なデスティネーションとして世界中の旅行者を魅了し続けている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000190.000049599.html