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「どんぐりず」が大ヒット!講談社絵本新人賞受賞作が1週間で重版決定

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報道発表
絵本『どんぐりず』(作・秦直也 講談社) 表紙のどんぐりたちは左から順番になんと言っているでしょう?(プレスリリースより)

子どもたちの心をつかむ新しい絵本が誕生した。講談社絵本新人賞の第45回受賞作「どんぐりず」が、発売からわずか1週間で重版が決定するという快挙を成し遂げた。この絵本は、5匹のどんぐりたちが木から落ちて地面に着地するまでの冒険を描いた作品だ。

作者の秦直也氏は、イラストレーターとしての活動を経て絵本作家としてデビューを果たした。SNSで毎日投稿している動物の大喜利のようなイラストで人気を集めていた秦氏だが、絵本制作は簡単ではなかったという。「どんぐりず」は、自力で最後まで考え抜いた唯一の作品だったそうだ。

「どんぐりず」の特徴は、ユーモラスな鉛筆画と、どんぐりたちの楽しい掛け声にある。「ほっ」「よいしょ」「ずこーっ」といった言葉とともに、どんぐりたちの表情豊かな姿が描かれている。幼稚園での読み聞かせでは、子どもたちが声を出したり、ポーズをまねたりと、絵本の世界に入り込む様子が見られたという。

講談社絵本新人賞は1979年に創設され、多くの人気作家を輩出してきた。かがくいひろし、シゲタサヤカ、石川基子、玉田美知子など、絵本界の重要な作家たちがこの賞からスタートしている。「どんぐりず」の成功は、この伝統ある賞の価値を改めて証明することとなった。

秦氏は5匹のどんぐりの中でも、赤いハチマキをしたどんぐりに自身を重ねているという。「ドジで目立たない私が一等賞を取れるなんて」と語る秦氏の言葉には、新人作家としての喜びと驚きが感じられる。今後も諦めずに走り続けたいという意気込みも語っており、絵本作家としての成長が期待される。

「どんぐりず」の成功は、子どもたちの想像力を刺激し、楽しみながら自然の不思議さを学べる絵本の魅力を改めて示した。秦直也氏の今後の活躍に注目が集まる中、「どんぐりず」は多くの子どもたちの心に残る作品となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007649.000001719.html