ゴッホの人間性に迫る!義妹が描く天才画家の素顔とは
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美術史に名を残す巨匠、フィンセント・ファン・ゴッホ。その人間性に迫る貴重な一冊が、このたび増刷されることとなった。東京書籍から発売中の『フィンセント・ファン・ゴッホの思い出』は、ゴッホの義妹ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルによる回想録だ。
本書の特徴は、ゴッホを身近に知る人物の視点から描かれていることだ。ヨーは、ゴッホの弟で画商のテオの妻である。彼女は、ゴッホの死後、膨大な書簡を整理し、画家の人間性を丁寧に紡ぎ出した。
一般的に知られるゴッホのイメージは、耳を切り取った狂気の天才画家というものだ。しかし本書を通じて、そうしたセンセーショナルな側面だけでなく、家族に愛され、友人や協力者に恵まれた等身大の芸術家像が浮かび上がってくる。
本書には、ゴッホの代表作『ひまわり』『自画像』『タンギー爺さん』などがオールカラーで多数掲載されている。作品と共に画家の心の変遷を追うことで、ゴッホの芸術がより深く理解できるだろう。
監訳者の林卓行氏は、「本書を読むことで、ゴッホを特別な芸術家にしているのはその作品なのだという、ある種の原点にたちかえることができる」と述べている。ゴッホの人間性と芸術性の両面に迫るこの一冊は、美術ファンはもちろん、人間ドラマに興味がある読者にもおすすめだ。
2025年10月に開催される「ゴッホ展」に合わせての増刷となる本書。芸術の秋に、新たな視点でゴッホの生涯を追体験してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000115774.html