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多国籍の参加者が創る!東京芸術劇場で異文化交流の演劇プロジェクト開催

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報道発表
<UNKNOWN>(プレスリリースより)

東京芸術劇場が多文化共生を目指す新たな取り組み「Tokyo Borderless Theatre Project」(TBTP)のワークインプログレス(発表会)を2025年11月1日、2日に開催する。このプロジェクトは、外国にルーツを持つ多様な文化的背景の人々が安心して交流・創作する場を提供することを目的としている。

今回の発表会では、一般公募で選ばれた20名の参加者が、ウクライナ、リトアニア、カナダ、フランス、中国、ベトナム、日本など多様な国籍を持ち、年齢や職業もさまざまな背景を持つ人々が集まった。彼らは、ドイツで市民演劇創作の高い実績を持つ演劇教育家・演出家のバッサム・ガジ氏の指導のもと、複数の言語や非言語的表現を用いて「自分たちの物語」を創り上げた。

発表会では2つのプログラムが用意されている。クリエーションプログラム『Door to Door』では、参加者たちが東京での生活の中で見つけた「ドア」(ルーツを思い出すきっかけ)を通じて、自身のルーツを演劇で表現する。一方、ステップアッププログラム『記憶を探検する』では、池袋を舞台に参加者たちが掘り起こした記憶をもとに紡いだストーリーを、観客との対話を交えながら共有する。

この取り組みは、東京芸術劇場が2015年から実施している社会課題解決のための演劇活用プログラムの一環であり、2021年からは多文化共生プログラムとして発展してきた。海外にルーツを持つ人々の社会参画を促進し、社会の多様性尊重と想像力・創造力の育成を目指している。

演劇を通じて異文化間の対話と理解を深めるこのユニークなプロジェクトは、多様性豊かな東京の新たな文化的側面を垣間見る貴重な機会となるだろう。芸術を通じた多文化共生の実現に向けた、東京芸術劇場の意欲的な取り組みに注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000932.000038211.html