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青山の新文化拠点!ポーラ青山ビルと土浦亀城邸がグッドデザイン賞を受賞

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報道発表
Photo©Tatsuya Noaki / Photo©土浦亀城アーカイブズ(プレスリリースより)

東京・青山の新たなランドマークとして注目を集めるポーラ青山ビルディングと、その敷地内に移築された歴史的建造物・土浦亀城邸が、2025年グッドデザイン賞を受賞した。この快挙は、建築とアート、そして文化財保護の融合という革新的なアプローチが高く評価された結果だ。

ポーラ青山ビルディングは、単なるオフィスビルの枠を超えた多機能施設として設計された。多彩なワークスペースを提供するだけでなく、保育園などの教育施設も併設し、地域コミュニティの活性化に貢献している。さらに、建物全体にアートを取り入れることで、クリエイティブな環境づくりにも成功している。

特筆すべきは、東京都有形指定文化財である土浦亀城邸の移築・保存だ。日本の住宅建築史上、最も重要な建築の一つとされるこの邸宅を敷地内に移築し、一般公開することで、歴史的価値の高い建築を未来に継承する画期的な取り組みを実現した。

審査員からは「歴史的に重要なモダニズム建築の保存は画期的な試みであり、高く評価できる」とのコメントが寄せられた。この先進的な取り組みが、今後の都市開発における文化財保護のモデルケースとなることが期待されている。

また、ポーラ青山ビルディングでは、大山エンリコイサムやSHIMURAbrosといった現代アーティストとのコラボレーションも実現。建築とアート、ランドスケープが見事に調和した空間を創出し、訪れる人々に新たな文化体験を提供している。

11月15日から16日には「みなみあおやまこどもアートウォーク」が開催され、通常は非公開のアート作品の特別公開や、土浦亀城邸でのレクチャー&スケッチ会など、子ども向けの文化プログラムも予定されている。

ポーラ青山ビルディングと土浦亀城邸の共存は、都市開発と文化保護の両立という難題に対する革新的な解答を示している。この受賞を機に、青山エリアがさらなる文化発信の拠点として発展していくことが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000134147.html