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岡山市が芸術の街に!路線バスが"走るアート作品"に変身、国際現代美術展で街中が彩られる

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報道発表
ジェームズ・チンランド《レインボーバスライン》2025年  Courtesy of the artist ©2025 岡山芸術交流実行委員会 撮影:市川靖史(プレスリリースより)

岡山市で3年に1度開催される国際現代美術展「岡山芸術交流2025」が、2025年9月26日から11月24日まで開催される。今回の目玉は、街中を走る路線バスが芸術作品として生まれ変わることだ。両備バスと岡電バスが協力し、アメリカの著名なプロダクション・デザイナー、ジェームズ・チンランド氏による「レインボーバスライン」が実現する。

「レインボーバスライン」では、岡電バス52台と両備バス10台の車体下部にカラフルなLEDライトが取り付けられる。バスが街を走り抜けるたびに、まるで魔法をかけられたかのような光景が広がり、人々の好奇心を刺激する。さらに、「天満屋バスターミナル」のバス停にもLED装飾が施され、街全体が鮮やかに彩られる。

この斬新な試みは、人々に「何かが起きている」というサインを送り、街の探検を促す狙いがある。日常的な風景の中に突如現れる幻想的な光は、人々を驚かせ、その源を探し求めるよう誘う。そして、その探索の過程で、人々は岡山芸術交流の中心地にある、同様のマルチカラーの光で彩られたバスステーションに辿り着くことになる。

また、「岡山芸術交流2025」では、ホリー・ハーンダン氏とマシュー・ドライハースト氏による「スターミラー/パブリック・ディフュージョン」も注目を集めている。この作品は、岡山天満屋、岡山県天神山文化プラザ、城下地下広場に設置され、AIと人間の共創による新しい芸術表現を探求している。

「スターミラー」は、人々が自分たちの周囲の都市を記録し、その存在を永遠のコモンズに刻むことを目指すアプリだ。このプロジェクトを通じて、AIを構築する新しい方法が提案され、モデルは誰の所有物でもなく、同時に皆のものとなる。

「岡山芸術交流2025」は、街全体をキャンバスに見立てた壮大な芸術祭となる。日常の中でアートと出会える特別な体験を、ぜひ岡山市で味わってみてはいかがだろうか。鑑賞料は無料で、誰でも気軽に参加できる。芸術の力で街が変容する様子を、自分の目で確かめる絶好の機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000506.000052428.html