東京ミッドタウン、次世代クリエイター発掘コンペ「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025」結果発表 - 義眼アートがグランプリに
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東京ミッドタウンは、次世代のデザイナーやアーティストの発掘・支援を目的とした「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025」の結果を発表した。今年で18回目を迎える本アワードは、デザインとアートの2部門で開催され、計1,429点の応募作品の中から各賞が決定した。
デザインコンペのグランプリには、大井はるかさんの《BRAILLE PARROTER》が選ばれた。この作品は、点字のルールに沿って指を動かすことで言葉を音楽に変える楽器で、視覚障害者と健常者の橋渡しとなることを目指している。審査員からは、インクルーシブな視点が高く評価された。
一方、アートコンペのグランプリは、リブさんの《My Gaze, My Choice.》が受賞。義眼をモチーフに、社会における多様な人々の「在り方」に対する視線を問いかける作品だ。審査員は、作家の強い問題意識と表現力を評価した。
今年から新設されたパートナー賞では、アートコンペ準グランプリの山﨑結以さんの《振る舞いの機微》が三井デザインテック株式会社から選出された。幼少期の集団行動を描いたこの作品は、多様な人々が共生する空間づくりに新たな視座をもたらすと期待されている。
受賞作品は11月9日まで東京ミッドタウンのプラザB1で展示される。また、来場者による人気投票で「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」も決定する。
東京ミッドタウンは、このアワードを通じて発掘した才能ある若手クリエイターたちの継続的な支援と、彼らとのコラボレーションによる新たな価値創造を目指している。17年間で延べ25,763組の応募者から240組以上の受賞者・入選者を輩出してきた本アワードは、日本の芸術文化振興に貢献する取り組みとして「This is MECENAT 2025」にも認定されている。
東京ミッドタウンは今後も、次世代を担うクリエイターの発掘と支援を通じて、新しい日本の価値・感性・才能を世界に発信し続ける街づくりを推進していく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000333.000027065.html