舘鼻則孝、15年ぶりの個展で魂の肉筆画を公開!「Obsession」展が京橋で開催
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アーティスト舘鼻則孝が、15年ぶりとなる個展「Obsession」を2025年10月11日から11月22日まで、KOSAKU KANECHIKA 京橋にて開催する。本展では、舘鼻自身が絵筆を手に取って制作した肉筆画のみが展示される。
舘鼻則孝といえば、これまで工房制での創作活動や先進的な技法を用いた作品で知られてきた。しかし今回の展覧会では、最もプリミティブな美術表現である絵画に立ち返り、自身の内面や個人的な記憶と向き合った作品群を発表する。
展示される作品には、パートナーの肖像画「Portrait (Blue Period)」や、15年ぶりに制作された自画像「Self-Portrait」などが含まれる。特に注目すべきは、ルネサンス期の宗教画から着想を得た「Mother and Child」や、過去の作品シリーズ「Traces of a Continuing History」を起点とした頭蓋骨の自画像だ。
舘鼻は本展について、「筆を通じて生まれる線や色彩には、思考や感情の揺らぎ、葛藤や迷い、微かな喜びまでもが表れます。描く行為そのものが、過去と現在、内面と外界との対話であり、心の奥にある記憶や感覚を可視化することにつながっています」と語っている。
また、本展では日常の何気ないひとコマを切り取った子供たちの絵画や、過去の彫刻作品「Camellia Fields」の世界観を絵画で展開した「Falling Camellia」なども公開される。これらの作品を通じて、舘鼻の新たな一面と芸術家としての深化を垣間見ることができるだろう。
入場無料の本展は、アーティストの内面に迫る貴重な機会となりそうだ。舘鼻則孝の創作の根源に触れられる「Obsession」展、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000038054.html