92歳の恋と再婚!日本思想史の大家が語る「人生の生き直し」とは
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日本思想史の権威として知られる子安宣邦氏が、92歳にして初の自伝的エッセイ『生き直し』を上梓する。本書は、人生の最晩年を迎えた著者が、恋愛と再婚を通じて経験した「生き直し」の実践を綴った珠玉の一冊だ。
子安氏は84歳で妻を亡くし、88歳で76歳の女性と出会って恋に落ち、89歳で再婚。現在92歳の著者は、鎌倉の新居で新婚生活を満喫中だという。お相手は、ベストセラー『疼くひと』の著者として知られる映画監督・作家の松井久子氏だ。
本書では、戦争体験から始まり、大学時代、研究者としての歩み、そして最晩年の恋愛と再婚に至るまでの著者の人生が、軽快な筆致で描かれている。特に注目すべきは、88歳で経験した恋愛と、それに続く「生き直し」の実践だろう。
子安氏は語る。「学問一筋に生きてきた私は、米寿を迎えてはじめて、人間として全存在的な『生の欲動』に心身ともにさらされました。これが『生き直し』でなくてなんだろう。ほんとうに、人は、いくつからでも生き直せるのです」
本書は単なる回顧録ではない。人生の最終章を迎えた著者が、新たな恋と結婚を通じて見出した「生きる喜び」と「人生の可能性」を、読者に力強く語りかける。それは、年齢に関係なく、人生に新たな意味を見出そうとするすべての人々に向けた、希望に満ちたメッセージでもある。
『生き直し』は、2025年10月22日に光文社より発売予定。定価は1,980円(税込)。日本思想史研究の第一人者による、珠玉の人生哲学書として、幅広い読者層からの反響が期待される一冊だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002210.000021468.html