ラノベ作家と見る│2025年でWeb小説・ライトノベル界隈で話題になった4つのトピック なろうで収益化&2025年話題作品!


トピック③ 小説家になろうで収益化が可能に!
三つ目のトピックは、『小説家になろう』でついに収益化が可能になったこと! プログラムの開始告知がなされた時は「ようやくきたか!」とテンションが上がりましたね。
その名は『なろうチアーズプログラム』
小説家になろうの収益化システムは『なろうチアーズプログラム』という名称で提供されています。こちらを利用するにはまず、プログラムに参加。その後、収益化したい作品ごとに収益化設定を有効にすればOK。閲覧数に応じた収益を後日受け取れます。
カクヨムやアルファポリスとの併載がおすすめ
『小説家になろう』は業界最大手ですが、これまで収益化できないという大きな弱点がありました。そのため、『小説家になろう』には投稿せず、『カクヨム』『アルファポリス』でのみ公開していたという方も多いのではないでしょうか。また、「なろう」での掲載を取りやめ、完全に移行するという方も見られましたね。
その弱点がなくなった今、「なろう」で連載することに損はありませんので、投稿していない作品のある方はこの機会に載せてみてはいかがでしょうか。
トピック④ 2025年も話題作が登場!
四つ目のトピックは、2025年の話題作について! 今年も多くの作品が世に送り出され、人気作がいくつも登場しました。その中から特にヒットした2作品を紹介します!
あそびのかんけい/著者:葵せきな、イラスト:深崎暮人
『あそびのかんけい』は『生徒会の一存』や『ゲーマーズ!』を手掛けた『葵せきな』先生の新作。ボードゲームカフェを舞台に繰り広げられるラブコメディ作品で、複雑な恋愛模様を描いています。
その実績とネームバリューで1巻の発売前から話題を集め、注目のライトノベルが名を連ねる『このライトノベルがすごい!2026』では、総合部門第1位・文庫部門第1位・新作文庫部門第1位の3冠を達成! 2025年を代表する作品の1つになりました。
汝、暗君を愛せよ/著者:本条謙太郎、イラスト:toi8
『汝、暗君を愛せよ』は小説投稿サイト発祥の作品で、著者の『本条謙太郎』先生はこれがデビュー作のよう。異世界で若き王として生まれ変わった主人公が、崩壊直前の王国を維持するために奮闘する――といった内容で、その描写力や構成の巧みさによって発売前から話題に。
刊行元の『DREノベルス』では、新シリーズ1巻目として過去最高の予約数を記録し、発売前に重版も決定していたそうです。発売後もその勢いは止まらず、各書店のランキング1位を独占し続け、『このライトノベルがすごい!2026』では新作単行本・ノベルズ部門にて1位を獲得しました。
嬉しいニュースもあり、複雑なニュースもあった2025年。特に生成AIに関しては大きな動きがあり、一つの転換点となったのではないでしょうか。今後の動きにも注目ですね。
さて、これで振り返りは終了。2026年にはどんなことが起こるのか、今から楽しみですね!