公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

歌人・雪舟えまが描くSF恋愛小説『辺境恋愛詩』発売、建物と対話する能力者とクローン人間の逃避行

タグ
短歌
小説
報道発表
プレスリリースより

日本印刷株式会社の出版レーベル「soyogo books」から、歌人・小説家の雪舟えまによるSF恋愛小説『辺境恋愛詩』が2026年1月5日に発売される予定である。全国の書店およびオンライン書店で購入可能となる。

本作は、建物と対話ができる特殊能力「家読み」を持つシガと、逃亡中のクローン人間ナガノという二人の主人公が織りなす物語だ。愛し合う二人は家読みの仕事をしながら幸せな旅を続けていたが、ある事件をきっかけに遥かなる地への逃避行が始まる。とある惑星の大陸を駆け抜ける二人が最終的に辿り着いた先で目にするものとは何なのか、読者の想像力を掻き立てる展開となっている。

この作品は、2025年に創元文芸文庫で刊行された短編集『凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]』から連なる長編小説として位置づけられる。同短編集は2016年に筑摩書房から刊行されたもので、地球ではないどこかの惑星を舞台にした様々なドラマが描かれていた。今回の『辺境恋愛詩』は、その短編集の主軸となる人物であるシガとナガノの二人が活躍する長編として、ウェブメディア・soyogoで第4章まで連載された後、全8章を一冊の書籍として編み上げられた。

歌人としても高い評価を得ている雪舟えまが描く幻想的な物語は、SFや恋愛の要素だけでなく、現実が抱える社会問題も内包している点が特徴だ。効率性や生産性が重視される現代社会において、旅をしながら幸せに生きる二人の姿は、読者に深い共感と勇気を与えるだろう。各章の扉には短歌が添えられており、小説と短歌の往復によって物語世界へ入っていける仕掛けも施されている。幻想的な景色や美味しそうな料理が数多く登場するなど、ストーリー以外の部分も読みどころとなっている。

装丁にもこだわりが見られ、カバーには美しくきらめく紙を使用し、漫画家・小松万記のイラストレーションを活かしたデザインが施された。ブックデザイナーの廣田萌が装丁を、テレビのドキュメンタリー番組への出演等で話題となった大西寿男が校正を担当している。定価は本体2800円+税、四六判368頁で展開される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000117926.html