AI技術で企業の「音のアイデンティティ」を設計──サウンドブランディングスタジオ「AURALITH」が始動
株式会社Amadeus Codeは、AI技術を活用した企業向けサウンドブランディングスタジオ「AURALITH(オーラリス)」の立ち上げを発表した。従来の音楽制作やレーベル運営とは一線を画し、企業やブランドが持つ思想や美意識といった非言語的価値を「音の設計情報」として定義・管理する新しい制作・運用基盤となる。
AURALITHという名称は、Aura(気配・響き)とLith(石・基盤)を組み合わせた造語だ。音になる前の気配やリズムになる前の揺らぎを捉え、企業が継続的に活用できる設計資産として残すという思想が込められている。日本独自の美意識である「侘び寂び」や「間(ま)」を現代的なリズムとグルーブとして再定義し、国内外のクリエイターとのコラボレーションを通じてサウンドアセットを提供していく方針である。
中核技術となるのは、同社が開発した音楽生成AI「FUJIYAMA AI SOUND®(FAS)」である。一般的な音楽生成AIとは異なり、企業利用および長期運用を前提とした権利取得可能性を設計段階から組み込んでいる点が特徴だ。権利処理を前提としたデータ設計と学習プロセス、企業・ブランド単位での音の一貫性を維持する生成・管理設計、商用利用およびグローバル展開に耐える生成・運用プロセスを備えており、生成されたサウンドは契約条件に基づき著作権を明確に取得可能な独占的ブランドアセットとして管理・運用できる。
Amadeus Codeは、富士通が主導する国際コンソーシアム「Frontria(フロントリア)」に参画している。FrontriaはAIトラスト、AIセキュリティ、偽・誤情報対策など、AIの社会実装における信頼性・安全性を担保するための国際的枠組みであり、この参画はAURALITHおよびFUJIYAMA AI SOUND®がガバナンス・透明性・社会的要請を前提に設計されたAI基盤であることを示している。
AURALITHでは、ブランドサウンドアイデンティティの設計・定義、サウンドロゴやサウンドCIの開発を手がける。新規ブランド立ち上げにおけるサウンド戦略設計、既存ブランドの音の再定義・再設計、グローバル展開・マルチチャネル展開を前提とした音の統合管理など、幅広いニーズに対応する構えだ。導入や発注に関する相談は、同社カスタマーコミュニケーション室で受け付けている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000096805.html