【小説家・中村航が語る】第3回 相棒とゆく作家道


作家が創作環境で使っているものってどんなものだろう?
創作のお供である相棒=愛用品について、実際に使っているものをご紹介いただきながら語ってもらいます。
今回の作家:中村航

小説家。2002年『リレキショ』で文藝賞を受賞。『100回泣くこと』、『デビクロくんの恋と魔法』、『トリガール!』、『BanG Dream! バンドリ』など映像化作品多数。複数作が芥川賞候補、野間文芸新人賞受賞。作詞、プロデュース作品も多数。季刊「公募ガイド」で選考委員を務める「プロットだけ大賞」を連載中。
相棒:FUJITSU 親指シフトキーボード
PCを使っての執筆の際、日本語をタイプするのに「親指シフト」という入力方式を使っている。
ほとんどの方は「ローマ字入力」を使っているだろう。H、A、とタイプすれば「は」が出力される。少数だと思うけど、「かな入力」をされている方もいるかもしれない。日本語キーボードに刻印されている「は」をタイプして「は」を出力する方法だ。
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「親指シフト」というのは、もっと少数というか、ほとんど使っている人はいない。これはそもそも昔のワープロの頃にあった規格で、PCだと標準の入力方式ではない。なのでそれ用のソフトを使ったりするか、あるいは写真のような独自配列のキーボードを使う、といったことをしなければならない。環境を整えるのが結構、大変で、PCを新調したときやOSのアップグレード時などは憂鬱にさえなる。

ではなんでそんな入力方法を未だに使っているのか、といえば、やはり便利で効率的だからだ。同じ文字を打つための打鍵数が「かな入力」よりも少ない、というのと、よく使う文字がキーボードに指を置くホームポジション近辺に集まっている、というのが大きいと思う。何というか、流れるように入力できる。例えば「しました。」とか、非常に良く打つ文字列なのだが、こういうのは正にひゅん、と一息で入力できる。
文字を打つスピードが速くなっても、考える時間は短縮できないから、原稿の完成が早くなるわけではない。なのだが、ストレスが小さいというか、入力している、という感覚があまりない。
おそらく僕は、そもそもキー入力が苦手なのだろう。キー入力が苦手な人は、絶対にこの方式が向いている。自分としては、おそらく「親指シフト」でなければ、こんなに小説を書けなかったんじゃないかとさえ思う。
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