南極犬物語が70周年記念で新装改訂版、タロとジロの奇跡の実話


日本の南極観測が今年で70周年を迎える
日本の南極観測は今年で70周年を迎え、世界中から注目が集まっている。20世紀初頭、地球の最南端にある南極は冒険の最前線だった。アムンゼン、スコット、そして日本の白瀬矗といった探検家たちが、厳しい自然と闘いながら未知の大陸を目指した。その後、世界各国が力を合わせて南極の秘密を調べる観測活動が始まり、日本も積極的に参加することになったのである。
カラフト犬が担った南極観測での重要な役割
南極観測では、重い物資を運ぶためにソリを引くカラフト犬たちが大きな役割を果たした。犬たちは観測隊員にかわいがられながら、マイナス40度近くの過酷な環境で、足の裏から血を滴らせながらソリを牽引して働いた。吹き荒れる雪嵐の中で、人間と犬は一体となって心を通わせ、犬たちの奮闘なしには南極観測の成功は不可能だったと言えるだろう。
置き去りにされた15頭の犬と奇跡の生還
南極での活躍を終え、帰国することが決まった矢先、第一次南極観測隊を猛烈なブリザードが襲った。やむを得ない事情から、菊池隊員は15頭の犬たちを南極に置き去りにしなければならなかった。食料もなく、マイナス40度近い寒さの中で、犬たちはすぐに死んでしまうと誰もが思った。日本中が驚き、悲しみ、そして憤りに駆られることになる。しかし、それから1年後、奇跡的な出来事が起きることになるのである。
南極犬物語の新装改訂版が2刷に
こうした実話をもとにした『新装改訂版 南極犬物語』は、著者・綾野まさるによるノンフィクション作品である。綾野まさるは1944年富山県生まれで、いのちの尊厳に焦点を当てた執筆活動で知られ、94年には第2回盲導犬サーブ記念文学賞を受賞している。本書は2020年12月に刊行された『南極犬物語 新装版』を改訂の上、上製本にしたもので、A5判168ページである。イラストはくまおり純が担当。2024年12月3日に発売され、本体価格は1,600円(税別)で、好評につき現在2刷となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000049367.html