雛倉さりえ『レテの汀』発売、R-18文学賞出身作家の3年ぶり新作


約3年ぶりの待望の新作『レテの汀』本日発売
R-18文学賞出身の注目作家・雛倉さりえが放つ新作『レテの汀(みぎわ)』が2026年2月19日に発売となった。前作『アイリス』以来、約3年ぶりとなる待望の新刊小説である。
雛倉さんは16歳の時に執筆した短編「ジェリー・フィッシュ」が、第11回「女による女のためのR-18文学賞」の最終候補に選ばれ、映画化・書籍化されて話題となった作家だ。
忘れられない過去と向き合う物語
東京郊外の大きな家でひとり暮らしをしている柑(かん)は、規則正しく無機質な日々を送っていた。しかし彼女は、自分も覚えていないほど幼い頃に犯した大きな罪と向き合うため、亡き母の故郷である与那国島を訪ねることを決意する。思いがけず、小学6年生の甥っ子・伊吹(いぶき)もついてくることになり、その旅は柑自身の人生を歩き出すための重要な転機となっていく。
執筆の背景に込められた想い
雛倉さんの作家人生における、この物語への切実な思いが綴られたエッセイ「傷跡と生活」が2月21日に公開予定だ。作品は、どんな過去を抱えていても生きていくことの大切さを描き、忘れられない痛みを抱えながら生きていくすべての人に届いてほしいという想いが込められている。
読者から寄せられる応援の声
NetGalleyに寄せられたコメントでは、「物語と並走するように、私のこわばった心もふっと緩みました」「解決しない悩みをずっと抱えながら生きていく辛さ。人の顔色ばかり気にしている不自由さに寄り添って救う」など、多くの読者が共感を示している。また「正しさと生き方は自分の中で見つけていくしかない」との声もあり、人生の根本的な問いかけに向き合える作品として評価されている。
書籍情報
『レテの汀』は講談社より2026年2月19日発売。四六判上製・160ページで、定価は2,090円。装幀は岡本歌織が手がけた。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008163.000001719.html