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ローブ・コレクション、デンマーク美術の傑作150点がオークション出品

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報道発表
ヴィルヘルム・ハマスホイ, Courtyard Interior at Strandgade 30, 1905頃, 予想落札価格:300万〜500万米ドル; 出品予定:近・現代美術イブニングセール(2026年5月、ニューヨーク)(プレスリリースより)

総額1,200万米ドル超の「ジョン・L・ローブ・Jr.大使コレクション」が2026年春に開催

フィリップス・オークションは2026年春、ロンドンおよびニューヨークで「ジョン・L・ローブ・Jr.大使コレクション」を開催する。本シリーズは総額1,200万米ドル超の落札が見込まれており、約150点に及ぶ作品群を通じて、現存するなかで最も重要とされるデンマーク美術の個人コレクションを紹介する。本コレクションは1980年代初頭にローブ氏が駐デンマーク米国大使を務めていた時期に形成されたもので、現在ではデンマーク国内の国立美術館を除けば、最大規模のデンマーク美術コレクションとして知られている。

ハマスホイの厳選された名作が中核を成す

本コレクションの中核を成すのは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したデンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハマスホイによる厳選された名作群である。詩情あふれる室内画や抑制の効いた肖像表現で知られるハマスホイの作品をはじめ、デンマーク美術史を代表する作家たちの重要作も出品される。コレクションの中核を成すのは、《Courtyard Interior at Strandgade 30(ストランゲーゼ30番地の中庭の室内)》である。本作は、中庭に面した窓辺にもたれかかる女性像を描いたもので、日常生活の静けさと、驚くほど先鋭的な絵画的モダニズムとを絶妙な均衡のもとに融合させている。大気感を強く意識した表現と、果敢なまでに簡潔な色彩パレットによって、制作から120年を経た今日においても、そのモダンな美意識は観る者を惹きつけ続けている。

アジアでのプレビューが実施される

2026年5月にニューヨークで開催されるフィリップスの近・現代美術オークションに先立ち、主要作品は香港アートウィーク期間中の3月20日〜29日に西九文化区にあるフィリップス・オークション アジア本社で、その後4月9日〜11日には東京の六本木にあるフィリップス東京にてプレビューが行われる。デンマーク美術に対する国際的な関心が高まる中、このオークションはコレクターにとってこれまでに築かれてきたデンマーク美術の個人コレクションのなかでも屈指の内容を誇る作品群を取得する、またとない機会となる。

デンマーク美術の豊かな芸術的遺産を国際舞台へ

ローブ・コレクションは19世紀の風景画、室内画、さらにはモダニズム作品に至るまで、幅広い時代と様式を網羅し、デンマーク美術史における多くの再発見を国際舞台にもたらす。本コレクションは、デンマーク美術における「モダン・ブレイクスルー期」を担った女性アーティストの優れた作例を多数含んでいる点でも特筆される。ローブ大使は「これらの作品の前に立つ人々が、私が感じたこの土地と人々の美しさを感じ取ってくれること、そして今回のオークションが、デンマークの豊かな芸術的遺産に改めて光を当てる機会となることを願っている」とコメントしている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000132287.html