エアコン5000点超を描いた自閉症少年、全国放映からパナソニック交流へ


2歳からエアコンに魅せられた少年の5000点超のスケッチ
愛媛県今治市の社会福祉法人来島会が運営する放課後等デイサービス「なかよし学童くらぶ」に通う小学4年生・越智葵さんは、2歳からエアコンに魅せられ、これまでに5000点以上のスケッチを描き続けてきた。自閉症スペクトラム・知的障害を抱える葵さんにとって、エアコンを描くことは最高の「遊び」であり「学び」であり、周囲とのコミュニケーションの窓口となっている。
NHK全国放映がきっかけで実現した交流
2025年8月に今治市内で開催した初の個展「葵電機展」は、様々なニュース番組・記事で掲載され、NHK「おはよう日本」での全国放映にも至った。この放映をご覧になったパナソニック株式会社空質空調社の社員から問合せがあり、2025年12月には今治を訪れての出前授業が実現した。その情熱に動かされたパナソニック社は、葵さんをエアコン製造工場へ招待することを決定。4月には葵さんと支援スタッフが群馬県の工場を見学することが決定している。
今治の銀行で3月4日より個展開催
社会福祉法人来島会は、2026年3月4日(水)から3月30日(月)まで、株式会社伊予銀行今治支店内の「ギャラリー呑吐樋(どんどび)」にて展示会『葵電機展からの軌跡~「すき!」からはじまったぼくだけの物語』を開催する。展示内容はエアコンをモチーフにした作品およそ10点のほか、これまで描いたノート類、昨年8月に実施した初展覧会の様子やパナソニック株式会社による交流授業の様子などのパネル展示を予定している。
「好き」という純粋な気持ちが世界を広げる
越智葵さんのスケッチはスケッチブックのみにとどまらず、図鑑やインターネットで構造を調べ、段ボールでエアコンを再現するなど、その表現方法は多岐にわたる。前回の個展を機に、自分の想いを言葉にして伝える場面が増えるなど、「好き」という純粋な気持ちが彼の世界を豊かに広げているという。社会福祉法人来島会の理事長・越智清仁は、「一人ひとりの『好き』という気持ちを才能の芽として尊重している。昨夏の個展から始まったこの物語が、次々と反響を呼び、葵さん自身の世界を広げていく様子は、まさに『共に生きる』社会の姿」とコメントしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000175924.html