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江戸の浮世絵がゆかたに。三勝が歌川国芳の両面相を注染で表現

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報道発表
アートファブリック 歌川国芳作両面相の浮世絵絵柄ゆかた(プレスリリースより)

江戸から続く伝統の染色技法で、浮世絵をゆかたに

ゆかた製造卸の老舗・三勝株式会社は、伝統の染色技法と刺繍による高付加価値な「アートファブリックゆかた」と、新たな「ライフスタイルデザイン」商品として、照明「型紙」コレクションの2製品を製作しました。これらは、東京都の「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業に選定されている三勝が、ゆかた文化を国内外に発信するための取り組みです。

歌川国芳作の両面相を注染とエンボス刺繍で表現

アートファブリックゆかたの第一弾は、平織白生地(木綿100%)に注染染めで歌川国芳作両面相の浮世絵図柄を描き、図柄中26カ所に刺繍を施した逸品です。両面相は、上下を逆さにすると別の絵に見える「さかさ絵」の一種で、おかめやだるまなどが描かれています。反物価格は200万円(税別)で、注文時には両面相の柄合わせや刺繍の誂えを選ぶことで、100万円からの価格展開も可能です。

歌川国芳の作品が選ばれた理由には、浮世絵の高度な技術と注染に親和性のある絵柄であること、そして国芳が三勝の本社がある現在の人形町3丁目付近に住んでいたという地域との繋がりがあります。刺繍による立体感あるデザインは、視覚性と高級感を高め、芸術性とおしゃれ感をアピールします。

大正時代の意匠「鯛中鯛」を使った照明を新開発

照明「型紙」コレクションは、三勝が保有する豊富な意匠の中から、大正時代の反物の絵柄「鯛中鯛(たいちゅうたい)」を選定して開発されました。鯛中鯛は、江戸時代から「鯛の中でさらにめでたい形」として縁起が良いとされている柄です。この図柄を「木板」モデルと「生地」モデルの2種で表現しています。

木板モデルは、国産のサクラ材を極薄にスライスして重ね合わせることで軽やかなカーブを実現し、天然のサクラ材を通した温かみのある光を放ちます。消灯時には木目の美しさが際立ちます。生地モデルは、注染染めで仕立てた鯛中鯛柄のファブリックを通し、幻想的な光のグラデーションが楽しめます。どちらも国内外のセレクトショップやホテル、旅館への販売を計画しており、日本らしさを表現する商品として展開されます。

明治から続く三勝のものづくりが、新たな形で花開く

明治27年(1894年)創業の三勝は、すべて手作業による昔ながらの染色技法にこだわり、ゆかた製品を作り続けてきました。江戸時代から伝わる「長板中形」という高度な技法を守る専属の染職人・清水幸太郎は、昭和30年(1955年)に重要無形文化財に指定されています。今回の新作開発を機に、商品ラインナップの拡充を図り、次の100年へと続く三勝ブランドの構築を目指します。また、3月4日から27日まで、新作アートゆかたの展示会「三勝謹製 アートゆかた展」が本社で開催予定です。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000178316.html